魅力発信へ「飯能市PR大使」 若者世代、飯能出身の3人 

飯能市PR大使の委嘱状を手にする右から小髙さん、木﨑さん、松岡さん

飯能市は、市制施行70周年記念事業の一環として、市の自然、歴史、文化、観光、特産品などの魅力を若い世代をはじめ幅広い層へ発信し、市の知名度向上とイメージアップを通じた地域の活性化を図るため、アナウンサー、サッカー選手、歌手とそれぞれの分野で活躍する同市出身の女性3人を「飯能市PR大使」として委嘱した。

飯能市PR大使に委嘱されたのは、日本テレビアナウンサーの小髙茉緒さん、女子プロサッカー選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ所属)の木﨑あおいさん、歌手・女優の松岡ななせさん。3人はいずれも飯能市出身。

市役所で3人に委嘱状を手渡した新井市長は「市制施行70年の特別事業として飯能市PR大使に委嘱させて頂いた。皆さんにはそれぞれの分野から、色々な目線で飯能市の魅力を発信して頂けたら」と協力を呼びかけた。

小髙さんは、1999年生まれ。日本大学法学部を卒業後、2021年4月に日本テレビにアナウンサーとして入社。「news zero」のスポーツキャスターをはじめ、ニュースやバラエティー番組へ出演している。

「飯能は私を育ててくれたまちであり、自然が豊かで本当に住みやすい場所。都内で過ごしていると、月に一度は飯能の実家に帰りたいと思ってしまう」とふるさとの魅力を語り、「情報に携わる立場として、色々な方法で飯能の魅力を発信していきたい。観光客の倍増を目標に、皆さんと力を合わせて取り組んでいきたい」と意欲を見せた。

木﨑さんは、1998年生まれ。南高麗地区出身で幼少期からサッカーを始め、浦和レッズレディース、ちふれASエルフェン埼玉、サンフレッチェ広島レジーナを経て、現在はWEリーグの日テレ・東京ヴェルディベレーザでディフェンダーとして活躍している。

「自然豊かな南高麗で育った。飯能のまちにはお気に入りのグルメも多く、昔から良く通っているお店もある」と笑顔を見せ、「私の大好きな飯能市の魅力を1人でも多くの方に知って頂けるように活動したい。サッカー選手として、市内でのサッカー教室などを通じて、サッカーへの関心を高めると同時に多くの人に飯能に足を運んでもらえるような機会を増やせたら」と意気込みを語った。

松岡さんは、テレビアニメ「アイカツ!」シリーズの歌唱担当としてデビュー。アニメやゲームの挿入歌を担当するほか、舞台へ出演するなど幅広く活動している。

ご当地アニメのイベント、舞台やコンサートを飯能で開きたいとの目標を掲げ、「子どもの頃、父と一緒にあさひ山展望公園や名栗方面によく星を見に行き、その美しさに感動した。山や川に恵まれる一方で都内にも出やすく、とても住みやすいまち。そうした魅力を発信していきたい」。また、中学校時代にフィールドホッケーに取り組んだ経験から、「“ホッケーのまち飯能”をもっと広めていけたら」と語った。