待望の阿須小久保線 式典、渡り初めで開通祝う

テープカットをして開通を祈念する新井市長(中央)ら

 飯能市阿須地区の市民体育館前の県道富岡入間線と、小久保地区の県道飯能寄居線という南北2本の主要幹線を繋ぐ、同市都市計画道路「阿須小久保線」の岩沢工区(一部)と西武池袋線をオーバーパスする「岩沢陸橋」が26日、開通した。

 供用開始区間は540メートル。市は、約12億1000万円を投じて、平成30年度から整備着手していた。

 阿須小久保線は、市南部と北部の両地区を幅員16~18メートルで結ぶ街路。総延長は約4キロメートルで、市街地の東を南北に縦貫する。昭和41年に都市計画決定された道路で、全線開通すると広域ネットワーク化が図られ、市民利便に大きく貢献できると期待されている。

 開通した区間は、入間川に架かる阿岩橋左岸付近から、池袋線を越えて双柳岩沢線に接続するまでの540メートル。

 途中、池袋線をオーバーパス部分については岩沢陸橋として整備された。線路を跨ぐ部分の橋長は29・8メートルで、幅員は12・8メートル。

 午後1時の開通に先立ち、双柳岩沢線交差点付近で午前10時から開通式が開かれ、テープカット、渡り初めなどが行われた。

 テープカットを新井重治市長、中元太市議会議長、大塚拓衆院議員、内沼博史県議会議員らが務め、その後、「祝開通 都市計画道路 阿須小久保線(岩沢陸橋)」と書かれた横断幕を先頭に、関係者や地元住民らがまっさらな新道を南に向かって渡り初めした。

 ▽新井市長の式典挨拶

 「阿須小久保線は昭和41年に都市計画において定められ、阿須の丁字路を起点に北へ伸び、宮沢湖手前までの約4キロメートルの延長。幅員は16メートルから18メートル。

 岩沢工区については、平成6年から区画整理によって整備が始まったわけだが、区画整理事業が思うように進まないということで、このまま進めていくと100年以上かかるのではないかと言われていた。そこで、当時の沢辺瀞壱市長が決断し、区画整理事業の見直しを行った。これは、都市計画道路の早期開通、下水道の整備、事業期間の大幅短縮ということで、全国初の試みだった。

 地権者の方のご協力で事業は順調に進み、おかげさまで多くの方のご協力があって、今日を迎えた。これからまだ、岩沢工区、阿須工区についても一部を残しているが、1日も早い整備に努める」。