ちふれASエルフェン埼玉 女子サッカーで地域元気に WEリーグ後期、5日再開
飯能市茜台を拠点に活動する「ちふれASエルフェン埼玉」がこのほど、WEリーグ後期再開に向け新井重治市長を表敬訪問し、経過報告や意気込みなどを語った。
WEリーグは、昨年9月に日本初の日本女子プロサッカーリーグとして開幕。約3か月間のウィンターブレイクを経て、5日にシーズン再開を迎える。
エルフェンは、同日正午から、神戸総合運動公園ユニバー記念競技場でINAC神戸と対戦する。
表敬訪問には同チームが所属するエルフェンスポーツクラブの田村貢社長、半田悦子監督、副キャプテンの瀬戸口梢選手、クラブアンバサダーを務める薊理絵さんが訪れた。
WEリーグでは11チームでのリーグ戦が行われており、エルフェンは昨年9月から12月にかけて10戦を行い、1勝6敗3分けで現在最下位。
田村社長は「間もなく後期が始まる。まだまだ力不足の所もあるが、前期の後半では良い戦い方が出来た。新たな選手も加わり、良い結果が出せるように頑張るので、応援をよろしくお願いします」と挨拶。
半田監督は「前期はなかなか勝ち点を取る試合が少なかったが、後期は着実に勝ち点を積み上げていきたい。攻撃的なサッカーを目指し日々トレーニングしており、さらに新戦力も加わったことで、新たな競争と共に力を積み上げている。自分たちの力を出せるよう準備は出来ていると思う」とチーム状況を説明。
瀬戸口選手は「前期では1勝しかできず、リーグの最下位になってしまった。選手全員が悔しい想いをし、後半ではその巻き返しをしたい。うちのチームは失点の多さと得点力不足が課題。今は得点力を上げることと、守備に重点を置いてトレーニングしているので、後期では、その成果をお見せできるように頑張りたい」と意気込みを語った。
薊さんはサッカー教室などの活動について紹介し、「ピッチの外でも活動・交流し、地域の皆さんと一緒に盛り上がっていけたら」と話した。
報告を受けた新井市長は「後期もさらに頑張るという力強い言葉をいただき、市民一丸となって応援していきたい。ぜひ一層、勝利をつかんでいただけたら」と激励。同席した中村力教育長らもエールを送った。
5日の再開初戦で、エルフェンは現在首位のINAC神戸と対戦。その他の試合のうち、ホームゲームとなるのが、12日(対大宮アルディージャVENTUS)、26日(対アルビレックス新潟レディース)、4月17日(対日テレ・東京ヴェルディベレーザ)、5月1日(対ノジマステラ神奈川相模原)、15日(対ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)。
会場はいずれも熊谷スポーツ文化公園陸上競技場(3月26日のみ正田醤油スタジアム群馬)。
エルフェンはクラブの拠点エリアである飯能市、日高市、狭山市とはホームタウン協定を締結。このうち飯能市とは平成29年にスポーツ振興や青少年の健全育成、地域振興などを目的に連携協力に関する基本協定を結び、以降は選手が市の様々なイベントに参加したり、市が同チームの情報をPRするなど、多岐にわたって連携・協働している。
今回の表敬訪問では、新型コロナ感染症感染対策の関係で様々なイベントやスポーツ大会が中止になっている市内の小中学生へ向け、ビデオメッセージを録画し、タブレット配信を行うことが報告された。