石川さん 山中湖ロードレースで念願の2連覇

メダルを手に笑顔を見せる石川さん

 飯能市在住の石川操さん(53)が、先月末に山梨県の山中湖畔で開催された第36回「山中湖ロードレース」壮年女子ハーフの部に出場し、1時間31分42秒で優勝を飾った。

 頂点に立つのは2年連続3度目となる。6日には大久保勝市長を表敬訪問し、結果を報告した。

 石川さんは30歳でフルマラソンに初挑戦。実業団に所属せず、先輩などにアドバイスをもらいながら阿須運動公園や天覧山、多峯主山などの起伏を利用しながら、日々練習に励んでいる。

 一般の部にはこれまでも出場していたが、同大会壮年女子ハーフの部へ50歳で出場し、その年に優勝。翌年は故障により2位に順位を落とすも昨年再び1位に返り咲き、見事2連覇を飾った。

 表敬訪問には、石川さんの勤務先であるひだまり山荘の荻野社長と共に訪れた。紹介議員の埼玉西部消防組合議会議長も務める野田直人市議も同席。

 結果を聞いた大久保市長は「日頃の練習の賜。毎日の積み重ねが優勝に導いた。女性の活躍ということで、誇らしいと同時に大変嬉しく思っている。今後も精進して頂き、連覇を目指してほしい」と称えた。野田市議は「様々な大会で活躍され、輝かしい成績をお持ちの石川さん。石川さんの走りが飯能市民全体を勇気づけてくれれば嬉しい」と話した。

 石川さんは「念願だった2連覇を目指し、飯能のアップダウンを利用してトレーニングを重ねてきた。来年ももちろん優勝し、3連覇したい」と展望を語り、「マラソンを通して様々な人との出会いがあり、今では“マラソンの石川操”として成り立っていると思うので、これは大事に生涯スポーツとして思っている」と話している。

 今回優勝したことで11月にタイで開催される大会に出場する。「昨年は総合で3位、年代別では1位だったので、今年は総合で1位を取りたい」と意気込んでいる。