第20回飯能新緑ツーデーマーチ 3年ぶり、緑と清流満喫 2日間で6643人

出発式は行わず、スタッフに見送られ順次スタート

 新緑が美しい奥武蔵路を歩く第20回飯能新緑ツーデーマーチが28、29日に実施され、初日に3773人、2日目に2870人の延べ6643人が参加した。

 新型コロナの影響で3年ぶりの開催。両日とも5キロ、10キロ、20キロ、30キロの4つのコースが設けられ、感染防止のため各コースの出発式は行わず、ウオーカーは受付後、順次出発。

 中央会場(飯能市役所)でのイベントや飲食などの出店はなく、事前申込者のみの参加となった。

 感染拡大防止のため、参加者は市役所入口のバルーンアーチをくぐった先に設置された消毒液で手指を消毒し、非接触型体温計で体温を計測。

 受付で配布されたゼッケンに「楽しみます」「カロリー消費!」「暑さに負けず完歩」などと意気込みを記入し、スタッフから「いってらっしゃい」と見送られスタートした。

 両日とも快晴となり、29日は真夏日となるなど気温が上昇。コース上に設けられた接待所では、緑茶や麦茶、飴、チョコレートなどが配布され、参加者は休憩を取り体力を回復させた。

 コロナの影響で令和2年、3年と中止になり、開催を待ち望む参加者も多く、飯能が誇る緑と清流の景色を楽しんだ。

 初日の10キロコースに参加した所沢市在住の男性(83)は、「趣味のカメラで多峯主山からの眺望や飯能河原などを撮影しながら歩いたが、自然が美しい」。

 5キロコースを歩いた越谷市在住の男性(71)と妻(67)は、「健康のために毎日歩いているが、飯能は山と川、自然が豊かでいいですね。来年は10キロに挑戦したい」と話した。