「市民の日」定例表彰式 各分野貢献の12人表彰

谷ケ﨑市長(左)から表彰を受ける受賞者

 日高市は1日、第31回「日高市定例表彰式」を市役所で開き、長年にわたり消防・社会福祉・保健衛生・教育・文化の各分野で市に貢献した市民12人を谷ケ﨑照雄市長が表彰した。

 同市は平成3年10月1日の市制施行に伴い同日を「市民の日」と定めており、この日に合わせ功績のあった市民を表彰。今年は市制施行30周年の節目の表彰式となった。

 谷ケ﨑市長が式辞を述べ、その後、1人ひとりに表彰状を手渡し、表彰後には、市職員永年勤続表彰として職員10人への表彰も行われた。その後、来賓の大澤博行市議会議長が受賞者を祝福し、式後には記念撮影などが行われた。

 谷ケ﨑市長は受賞者を前に「皆様はそれぞれの分野において長年にわたり、豊富な識見と卓抜した手腕を発揮し、市発展に多大なご尽力を頂いた。日頃から深いご理解と格別の熱意を持って活動を続けて頂いていることに心から敬意と感謝の意を表する」とし、「本日、当市は市制施行30周年の節目の日を迎えた。今後とも更なる市の発展のためより一層のご指導ご協力を賜りたい」と述べた。

 また、最大の懸案事項となっている新型コロナウイルス感染症について話し、「緊急事態宣言が9月末で解除されたが、医療逼迫を避け、新規陽性者を増やさないためには引き続き市民の皆様には感染予防対策を継続して頂きたいと願っている」。

 ワクチン接種の状況として、「5月17日から医療機関での個別接種を開始し、6月6日からはひだかアリーナをはじめとした公共施設での集団接種、日高市商工会との連携など積極的にワクチン接種を実施してきた。接種状況は9月30日現在、12歳以上の接種対象者5万545人のうち、1回目を接種された方が4万1530人で接種率82・2%、2回目を接種された方が3万7688人で接種率74・6%となっており、いずれも国・県の接種率を大きく上回っている。65歳以上の高齢者については、接種希望者の約98%の方が2回目の接種を終了しており、ほぼ接種が終了する段階」などとした。

 さらに、「市としては、これらの状況を踏まえ、希望する方の接種が概ね終了したものと判断し、10月からこれまでの公共施設での集団接種を終了すると共に、市内医療機関での個別接種を縮小することとした。未接種の方々への今後の対応については、数か所の医療機関で引き続き希望する方が接種できる体制を整えている」と述べた。

 分野ごとの受賞者は次の通り。敬称略。

 【消防功労】▽大浦久(消防団員)▽関口英明(同)▽林延彦(同)▽堀田祐介(同)【社会福祉功労】▽前嶋謙一郎(民生委員・児童委員)▽須藤しのぶ(同)▽新廣明(同)▽長尾覚博(同)▽大沼節子(同)【保健衛生功労】▽岡村秋野(学校歯科医)【教育功労】▽島村由起男(教育委員会委員)【文化功労】▽金子光朋(日高市絵画連盟会員)【永年勤続表彰】▽滝沢淳▽武藤勝▽三ツ木雅彦▽滝沢有紀子▽大沢雅之▽久保田裕士▽平井世一▽平岡龍美▽渡邉里子▽鈴木政尚