不要不急の外出自粛呼びかけ 飯能駅前で街頭キャンペーン 市長、県議が参加

飯能駅前でのキャンペーンに参加する市長、県議

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う国の緊急事態宣言、県の緊急事態措置を受け、飯能市は16日、県と連携して飯能駅北口・南口で不要不急の外出自粛を呼びかける街頭キャンペーンを行った。

 飯能では12日に続いて2回目の実施となり、県・市職員と共に大久保勝市長、内沼博史県議が参加し、県が作成したチラシを手に駅利用者らに協力を呼びかけた。

 前回の12日は午後7時から8時まで実施。16日は午前9時から10時まで行われた。土曜日のこの時間帯、昨年末までは駅周辺で山歩きや行楽に訪れる人々の姿が目立ったが、緊急事態宣言を受け、この日の乗降客はまばら。

 市長、県議のほか、県と市の職員12人が北口、南口に分かれ、不要不急の外出自粛、特に午後8時以降の外出、県境をまたぐ移動の自粛、マスク着用・手洗い・手指消毒など基本的な感染防止対策の徹底、新年会など大勢での飲食は控える、また、家庭内での感染も多く発生していることから、家庭でも手洗い、うがい、マスクの着用、手指の消毒などをこまめに実施するよう求めたほか「身近に高齢者や基礎疾患のある人がいる場合は、家族を守るためにも慎重な行動を」などと呼びかけた。

 「おうちに帰ろう」と記されたタスキをかけ、駅利用者にチラシを手渡した大久保市長は、「外出する人が大変少なくなったというのが印象。市民の間に自粛が浸透していると考え、ありがたいと思っている。市としてもしっかりと対処し、飯能での感染拡大を食い止めたい」と話した。