飯能駅2階コンコース北口側に設置された傘のレンタルスポット

飯能駅2階コンコース北口側に設置された傘のレンタルスポット

 飯能など県西部も11日に梅雨入りしたが、飯能駅など西武池袋線26駅に傘のレンタルスポットが8日に設置された。

 西武鉄道株式会社(本社・所沢市、喜多村樹美男社長)と株式会社西武プロパティーズ(本社・東京豊島区、上野彰久社長)は、株式会社Nature Innovation Group(以下NIG社、本社・東京渋谷区、丸川照司社長)が展開する傘のシェアリングサービス「アイカサ™」(以下アイカサ)の実証実験を池袋線でも開始した。

 NIG社が推進するアイカサ事業は、「100年続く雨のインフラを」目指し、傘をシェアするという概念が当たり前であるという社会の創造を目標にした傘のシェアリングサービス。2018年12月にスタートした。

 傘を持ち歩くことなく、雨に降られたときは、駅前などの拠点に置かれたアイカサのスポットに常備された傘を、70円で1日24時間借りることができる。アイカサのレンタルスポットであれば、レンタカーのように、どこに設置されているスポットでも借用も返却も自由にできるシステム。

 レンタル期間が1日延びるごとに、利用料は70円加算されるが、利用期間が月を跨がず同月内の使用であれば、6日間分の420円が上限額。

 また、「使い放題プラン」を利用すれば、4日間連続使用額の280円で、1か月間2本まで、傘を自由に使用することができ、出掛けるときの雨に備えて、1本を自宅にストックし、外出時の急な雨に対しては、レンタルスポットの傘を借用できる。

 西武鉄道と西武プロパティーズは、昨年9月から西武新宿線29駅の駅チカ、駅ナカの商業施設にアイカサスポットを設置し実証実験を開始。梅雨入り直前の8日からは、池袋・豊島線26駅にもレンタルスポットを設置、実験規模を拡大した。7月31日まで無料サービス中。

 アイカサのスポット数は現在500か所あり、LINEからの利用登録人数は9万4000人を超えている。

 利用方法は、App Storeなどからアイカサアプリをスマホにダウンロードし、マップでスポットを探し、後はスポットに書かれた指示に従えば、傘をレンタルできる。

 飯能市内の池袋線に設置されたスポットは、飯能駅は、駅2階コンコース北口側エレベータ付近(利用時間は初電車から終電車まで)と、駅1階南口エスカレーター付近(同)、また元加治駅の券売機付近(終日使用可)にも設置された。

 スポットに常備されている傘は平均20本程度で、使用頻度により10~30本(1スポットで最大45本)に調整可能。飯能駅に設置されている傘は、現在黒1色だが、他のスポットには様々な色・デザインの傘が用意されている。

 布の部分の素材はポリエステル、骨の部分はグラスファイバー製、全長87センチ、親骨サイズ(傘の端から頂点まで)は65センチあり、大人の男性が使っても十分な大きさがある。手で押し開きするシームレス構造。

 鉄道利用客の忘れ物として特に多いのが傘で、多くの鉄道会社が頭を悩ませており、傘のシェアリングサービスが普及することで、沿線の利用客の利便性の向上を図るとともに、傘の忘れ物の削減や、廃棄されるビニール傘の減少により環境保護にもつながるものと、西武鉄道などでは、期待している。

 アイカサに関する問い合わせはNIG社(電話050・3188・7642、メールinfo@i-kasa.com、担当・北島さん)

 西武鉄道への問い合わせはお客さまセンター(電話 04・2996・2888、平日は9時から午後5時、土祝日は9時から午後2時、日曜日は臨時休業中)。