駿大生33人防犯リーダーに 署員と共に防犯活動

湯本署長から委嘱状を手渡される駿大学生防犯リーダー

 飯能署(湯本賢署長)は、大学生を犯罪被害から守り、防犯情報などを発信するために、駿河台大学(飯能市阿須、吉田恒雄学長)の学生33人を今年度の「学生防犯リーダー」として採用。委嘱式には、26人の学生が飯能署を訪れ、湯本署長から委嘱状と激励の言葉が贈られた。

 湯本署長は「活動するなかで、怪我に気を付けて心配事や不安なことがあれば、同行している署員に尋ねてほしい。また、活動の中で知った秘密は守ってほしい。これから一緒にがんばっていきましょう」と挨拶。

 学生防犯リーダーを代表して、法学部2年生の栗原あずみさんが「私たちは学生防犯リーダーとして防犯パトロールやキャンペーンに積極的に参加し、犯罪情報を発信して被害防止に努めます」と決意を述べた。

 学生防犯リーダーは、飯能署、駿大、飯能市の3者が協力して大学生を犯罪から守り、安全で安心して暮らせるまちづくりを目指し、平成24年に締結した「飯能市における大学生安全協定」に基づいた取り組みとしてスタート。学生たちに、防犯パトロールや啓発活動に積極的に参加してもらうことで、学生自身の身を守るだけでなく周囲の学生の防犯意識を高めることで、犯罪被害を防止することを目的としている。

 飯能署は毎年、駿大生から希望者を募り、学生防犯リーダーとして委嘱している。これまでに110人が学生防犯リーダーとして委嘱された。

 昨年参加し、今年も学生防犯リーダーとして参加した法学部4年生の遠藤一也さんは、「去年の経験もあるので、今年初めて参加する仲間にアドバイスや活動に積極的な姿勢を見せていきたい」と意気込みを語った。