白からピンク、赤へ 色づく貴婦人

 日高市の巾着田で、まもなく開花となるマンジュシャゲに先駆けてスイフヨウ(酔芙蓉)=写真=が見頃を迎えている。

 朝の開花時は白く、時間の経過とともにピンク、赤へと色を変え、その日のうちに花を閉じる一日花。貴婦人が、酒に酔うほどに赤く染まっていくように風情のある花として知られている。

 市と連携し、ホタルの再生や四季折々の花の栽培など巾着田の環境保全を目的に活動する「巾着田サポーターズクラブ」(荻野昭代表)が、市内の愛好家などから挿し木などの提供を受けて数を増やした。

 巾着田のふれあい広場南側の水路や高麗郷古民家へ続く遊歩道沿いなどで約300株を育てており、次々と咲く花は9月下旬頃まで楽しめるという。