信号機も設置され、7月1日開通へ急ピッチで工事が進む台・飯能工区

信号機も設置され、7月1日開通へ急ピッチで工事が進む台・飯能工区(広域飯能斎場付近)

 国道299号線の日高市台から飯能市飯能まで約1・5キロにわたりバイパス整備が進められている台・飯能工区が7月1日午後3時に供用開始となる。

 歩道のない場所が点在し大型車のすれ違いが困難だった現道の課題が解消するほか、同工区の完成に伴い、299号の秩父~入間約42キロのバイパス整備や道路拡幅が全て完了する。

 圏央道から県西部地域や秩父地域へのアクセスの向上、走行時間短縮が期待される。

 開通に先立ち、県は同日午前10時から台地内の特設会場で記念式典を開き、上田清司知事をはじめ飯能、日高の市長、県議、市議、地元関係者らが出席しテープカットやパレードなどを行う。

 国道299号は、長野県茅野市から、群馬県上野村、埼玉県秩父市、日高市、飯能市を経由し、入間市に至る道路。これまで県は、秩父市の国道140号交差点から、入間市の国道16号交差点までの区間約42キロで、道路拡幅やバイパス整備などを進めてきた。

 台・飯能工区の現道は幅員が狭く、歩道のない場所や大型車のすれ違いが困難な場所が点在し、安全性の確保が長年の課題となっていたことから、県は平成17年度から用地取得に着手。

 現道東側の山中を切り開き、台地内から西武鉄道武蔵丘車両検修場、瀧不動尊などを迂回して広域飯能斎場付近へ抜ける延長1540メートルにわたり、幅員12・5メートル(車道7・5メートル、両側歩道2・5メートル)で整備。

 工区内を流れる大沢堀川には橋長93メートルの「台大橋」が架けられ、飯能側と日高側の現道との2か所の接続部分には信号機が設置された。総事業費は約22億円。

 県は「最後の未整備区間となっていた台飯能工区が完成することになり、通行の安全確保、災害時の輸送路の強靱化、圏央道から県西部地域や秩父地域へのアクセスの向上、走行時間短縮が図られる」とし、開通後の効果として秩父~入間約42キロ間の車両走行時間は整備前と比べ約40分短縮すると見込んでいる。

 供用開始は7月1日午後3時。開通に先立ち午前10時からは台地内特設会場で開通式典が開かれ、工事経過報告、感謝状贈呈、テープカット、くす玉開被、パレード、アトラクションなどが行われる。

 パレードにはハーレー隊が参加し、アトラクションではフレンド幼稚園園児の合唱、加治中学校吹奏楽部の演奏、飯能高校チアダンス部によるパフォーマンス、野々宮神社獅子舞の披露、武蔵台囃子連による演奏が予定されている。