性別記載廃止へ 印鑑登録証明書など

 日高市は、性別に関わりなく自分らしい生き方ができる男女共同参画社会の実現に向けた取り組みとして、公文書の性別記載を原則廃止する。条例で性別の記載を義務付けている印鑑登録証明書の条例の一部改正案を市議会12月定例会に提出しており、同証明書を含む116の帳票等について順次、性別記載を配するとしている。

 性同一性障害など性的マイノリティへの配慮から、各種帳票等の性別欄の記載の見直しを検討。全庁的な調査を行った結果、性別記載のある264の帳票等のうち、法令等により様式が定められているもの、統計上必要なものなどを除いた116の帳票等について、例規改正等の手続きを経て、平成29年度末までに順次、性別記載を廃止することとした。

 性別記載を廃止する主な帳票等は、12月議会に条例の一部改正を提出している印鑑登録証明書、ひとり親家庭等医療費受給者証、子ども医療費受給資格証、就学猶予・免除願い、文化体育館利用許可申請書・許可書など。