地域に根付き15年 友結会ふるさとけあ

会長を囲み来賓による鏡開き

 日高市内で幅広い介護サービス事業を展開し、今年で創立15周年を迎えた特定非営利法人「友結会ふるさとけあ」(古本良子会長)の記念式典がヘリテイジ飯能で開かれた。

 福祉や医療をはじめ150人を超える関係者が出席し、同会のあゆみを振り返るなどして節目を祝った。

 同会は平成13年に設立。人と人との出会いや支え合いを大切に、友と友を結ぶとの願いを込め「友結会」、いつもホッとできるような温かなケアを目指し「ふるさとけあ」と名付けた。

 日高市を中心に訪問介護、居宅介護支援、介護予防支援、通所介護、福祉用具販売・貸与など地域密着型の幅広い福祉サービスを提供する。

 本部とデイサービスを備えた「にこやか倶楽部」(中鹿山)をはじめ、デイサービスとして「かやま倶楽部」(鹿山)、「お茶の間倶楽部」(鹿山)、「なかよし倶楽部」(下鹿山)。

 このほか「のんびり倶楽部」(原宿)、有料老人ホーム「鹿山ヴィレッジ」(鹿山)、サービス付き高齢者向け住宅「和楽久日高ふるさと館」(鹿山)、「日高のんびり館」(原宿)を運営している。

 式典で古本会長は「友結会は15年前の夏、6人の理事と4人の職員の計10人で設立した。在宅介護を中心に事業を拡げ、現在は職員132人という大所帯に成長させて頂いた。有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅の建設に際しては皆様に多大なお力添えを賜り心より感謝申し上げる。そして、本日出席している職員と、今この時も現場を守ってくれている職員1人ひとりの力と支えによりこの日を迎えられたと思っている。今後とも皆様のご協力を賜り、新たな事業展開に向け頑張って参りたい」と挨拶。

 来賓を代表して日高市の谷ケ﨑照雄市長、大塚拓衆議院議員、小谷野五雄県議が挨拶し、谷ケ﨑市長は「デイサービスやホームヘルパー派遣、サービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームなど手広く事業を展開しており、市の福祉行政の一端を担って頂き大変感謝している。高齢化時代に突入し、市の現在の65歳以上の人は1万6500人、高齢化率は29・1%。市としても在宅や地域包括ケアシステムの構築などを進めており、お互いに足らない部分を助け合っていけたら」と述べ、一層の発展を願った。

 式典に引き続き祝賀会が行われ、古本会長と来賓による鏡開きの後、元日高市議の清水満雄氏の音頭で乾杯。

 余興では仮装した職員が歌とともに同会のあゆみを振り返ったほか、エンターテイメント集団・XK徒(ザクト)によるお楽しみスーパーライブなどが行われた。