飯能市長選、激戦制し新井氏が2選

2選を果たし、花束を掲げる新井氏
2選を果たし、花束を掲げる新井氏

 現職・元職・新人2人の合計4人の争いとなった飯能市長選挙は7月20日投開票が行われ、現職の新井重治氏(72)=岩沢、無所属=が1万3187票を獲得し2期目当選を果たした。

 当日有権者数は6万5878人(男3万2677人、女3万3201人)。12年ぶりに参議院議員選挙との同日開票となった今回の市長選は、投票率が60・16%と前回2021年7月の同選挙(39・63%)に比べ20・53ポイント上回った。

 4人よる大激戦を制した新井氏は、2期目に向け、市民との対話を重視した誠実な市政運営を掲げ、学校給食費無償化をはじめとする子育て・福祉の充実、久下六道線の整備推進、大胆な土地利用計画の見直しなど、中心市街地の活性化や観光・産業振興などを訴えた。

 他の3氏の得票数は、新人の野口和彦氏(50)=前飯能市議会議員、美杉台、無所属=が9608票、元職の大久保勝氏(72)=前飯能市長、下名栗、無所属=が9116票、新人の野田直人氏(68)=前飯能市議会議長、飯能、無所属=が6599票だった。