認定特産品「飯能ブランドDÄINE」 飯能らしい魅力ある商品

飯能商工会議所

 飯能商工会議所(矢島巌会頭)は、飯能ならではの素材や技術で製作した菓子などの加工品、織物や木工品などの工芸品を「飯能ブランドDÄINE(だいね)」として認定し、内外に発信する取り組みを開始した。

 今月10日から5月20日までの間で、認定を希望する商品申請を受け付けている。認定されると、それを示すシールを貼付して販売することができるほか、商議所が市内外の特産品イベントでの販売や、SNSでのPRなどを行って、販路拡大を後押しする。

 飯能の優れた素材、技術などを生かし、飯能らしい本物にこだわった魅力ある特産品として全国にアピールし、飯能特産品の普及を図り、産業振興につなげようとする企画。

 対象となる商品は、「飯能市ならではの素材、製法、技術、商法、伝統、物語を用いたモノ」。具体的には米穀類、麺類、野菜果物、菓子類、飲料などを用いた加工品。織物、陶磁器、漆器、木工品などの工芸品などが認定品の審査対象となる。

 商品認定の募集は今月10日から始まり、最終が5月20日。

 飯能商議所の会員で、事業として1年以上の実績があり、市内に事業所がある個人、法人、団体などが応募できる。

 申請された商品は、地域性、品質性・信頼性、独自性、将来性の項目で、商議所や市、飯能観光協会などが委員となる認定委員会(年2回開催)によって審査される。

 認定基準は、地域性の項目として、▽市内で生産された原材料を活用、製造、加工している▽市の自然、歴史、文化のイメージを阻害していない▽既に飯能の特産品として認知されている。品質性・信頼性として、▽品質の維持管理のため体制が整っている。

 ▽味、デザインに優れ、他に誇れる▽模造品ではない。独自性として、▽コンセプトが独創的▽他の地域または類似品と差別化されている。将来性の項目として、▽事業展開に明確なビジョンが示され、将来にわたり安定的な生産・販売が見込まれるかどうかなど。

 地域での認知度は低いものの、認定委員会で将来性が見込まれると判断されると「推奨品」としての認定が受けられる場合がある。

 飯能ブランドDÄINEとしての商品に認められると、▽認定品であることを示すブランドシールを貼付して販売できる▽飯能商議所ホームページに掲載▽市内外の各種特産品イベントでPR販売▽マスメディアやSNSを活用したPR▽販路拡大といった特典が受けられる。

 問い合わせは、飯能商工会議所(974・3111)へ。