火災と勘違い 花火が一時中断

 12日午後6時から行われた高麗郡建郡1300年記念花火大会の最中、花火を火災と勘違いした近所の住人が119番通報し、複数の消防車がサイレンを鳴らして会場周辺に急行するハプニングがあり、安全が確認できるまでの間、花火が一時中断となった。

 埼玉西部消防局飯能日高消防署によると、会場近くの住人が花火の音と自宅の窓辺に映った赤い光を見て火災と勘違いし119番通報、これを受けて建物火災発生として消防車両が現場へ急行した。

 約2万人が訪れた会場では花火が始まって間もなく、消防車やパトカーがサイレンを鳴らしてやってきたことから、「一体何事か」と一時騒然。場内には「安全が確認できるまでの間、しばらく中断させて頂きます」とのアナウンスが入り、15分ほど打ち上げが中断した。

 主催者側も肝を冷やしたが、誤報だと分かり打ち上げを再開、終了時間を延長して予定していた花火を全て打ち上げた。

 主催の市民まつり実行委によると、周辺住民には事前に文章や回覧などで花火大会の開催を周知していたという。