大川学園高校でモルック授業 フィンランド発祥スポーツ

飯能モルッククラブのメンバーから指導を受け、競技を楽しむ生徒たち

 フィンランド発祥のスポーツ「モルック」の授業が大川学園高校(飯能市仲町、北野哲校長)の下加治校舎で行われた。

 生徒たちは、講師を務めた飯能モルッククラブのメンバーから指導を受け、競技を楽しんだ。

 モルックは、1996年にフィンランド・カレリア地方で開発されたスポーツ。「モルック」と呼ばれる木の棒を、「スキットル」という木製の12本のピンに投げて得点を競うゲーム。

 ゲームは、モルックを投げる地点にモルックを投げる位置を示す「モルッカーリ」を置き、そこから3・5メートル離れた所にスキットルを並べてスタート。2チーム以上で対戦し、順番に投げて倒す。

 スキットルには1~12までの数字が書かれており、先に50点ピッタリになるまで得点した方の勝利となる。

 今回の授業は、フィンランドと関わりの深い飯能にある学校として地域性に合ったスポーツであり、誰もが楽しめる競技として、選択授業でスポーツを選んだ普通科の生徒1~3年生38人が参加。

 生徒たちは6グループに分かれ、飯能モルッククラブのメンバーからルールやポイントを教わりながらモルックに挑戦した。

 原信田海斗さん(3年)は、「モルックは難しそうだなと思っていたが、50点に近づいた時にどのスキットルを倒せばいいのか考えながらやるところが楽しかった」と話した。

 飯能モルッククラブは、名栗あすなろ会館横グラウンドや市民体育館ペタンク場を練習場所として毎週2回活動。子どもから大人まで、年齢問わず楽しめるスポーツとして、普及啓発活動に励んでいる。