ムーミン基金 1か月で27件44万円

最も人気のマグカップ

 飯能市が設置した「ムーミン基金」に対し、これまでに27件44万円の寄付が寄せられていることが分かった。昨年のふるさと納税件数は1年間で43件だったことから、ムーミン基金の注目度が高いことが分かる。

 また、ムーミン関連の返礼品は全11種類用意されており、日本国内では入手困難なものばかりということでムーミンファンにはたまらない一品となっている。

 同基金は、市が「メッツァ」と連携した観光施策を図ることを目的としたもので、昨年11月に設置。返礼品として1回につき1万円以上の寄付では、フィンランドのオフィシャルショップ限定で販売されているMuurla(ムーラ)社のマグカップ、ヘアブラシ、2万円以上でフィンランドのアパレルメーカーLasessor(ラセッサー)社が手掛けたスカーフ、折りたたみ傘、3万円以上でMartinex(マルティネックス)社のぬいぐるみ2体セット(ムーミン&スノークのおじょうさん、ムーミンパパ&ママ)が贈られる。

 4月1日からムーミン関連グッズを市ホームページと、ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」に掲載したところ、今月26日までに27件44万円の寄付が寄せられた。

 返礼品のうち、マグカップが最も多く15件。続いてぬいぐるみ6件、ヘアブラシ、夏用スカーフ、折りたたみ傘が各2件だった。納税者は飯能市内が6件、都内が7件、県内6件、県外8件。京都や宮城県からも納税があったほか、同じ寄付者が複数の返礼品に申し込むケースもあった。

 担当する市賑わい創出課は「今後も定期的にムーミン関連グッズをリニューアルするので、ホームページやふるさとポータルサイトで情報を確認して頂けたら。飯能市民の方もふるさと納税をご利用頂けるので、お待ちしています」と話している。