臨時会に臨む3新人 6月議会には一般質問も

 先の飯能市議会議員選挙で初当選した新井重治(63)=無所属=、関田直子(42)=同=、坂井悦子氏(44)=日本維新の会=の3人は5月8~9日の2日間、市よって行われる市政などの研修会を経て、5月10日の全員協議会、同17日開会予定の臨時議会に臨む。

 10日の全員協議会は、市議全員が一堂に会して5月臨時議会へ提案する案件や各種事業の進捗状況などが執行部から報告される。全員が揃う改選後初の会合となるため、前例では議員の自己紹介などが会議冒頭に行われる。

 17日開会予定の臨時議会では、新議会をまとめる正副議長の選挙とともに、各常任委員会の議員構成など議会内人事が話し合われる。また、それまでの間に、会派編制作業なども行われる見通し。飯能市議会については、無所属議員による「一人会派」は認めていないが、新人の坂井氏については政党公認のため、これに該当せず、「日本維新の会」を冠した会派旗揚げが可能となる。

 全協の座長は、議長が務めるが、未選出のため直近議長である砂長恒夫氏(70)が会を進行する。また、改選後最初の臨時議会については、正副議長が決まるまで最年長議員が務めるのが慣例となっていることから、全協同様に砂長氏となる。

 臨時議会後の初の定例会となる6月議会(6月9日開会予定)では、新人議員による一般質問も注目。

 初登壇する新議員については、環境・教育・福祉・都市計画などといった現行市政全般の理解度とともに、まちづくり上の全市的な課題などをどう認識しているかが大きく問われる。6月議会前の全員協議会については、5月30日に開かれる予定。