【動画】有間ダム下の「ノーラ名栗」 開業記念式典中止 名栗の丘に漂う北欧ムード 

休憩用大型テントが目を引くノーラ名栗

 飯能市は、有間ダム入り口付近、下名栗地区の高台に8月1日開業した観光・農林振興施設「ノーラ名栗」(下名栗607番地1)のオープン記念式典を8日午後5時から、同所で執り行うとしていたが、6日夜、中止を発表した。セレモニーのほか、出席者に北欧テントサウナ体験をしてもらうほか、野外ステージでの催しなどが行われる予定だった。

 ノーラ名栗は、既存の「飯能市農林産物加工直売所」の愛称。加工直売所は、観光客向けに「なぐりまんじゅう」や「ルバーブジャム」など地域の産物などを製造・販売する木造平屋建て施設。

 住民有志が参画する「なぐり特産品協議会」(佐野元一会長)が指定管理者として土産品などの製造・販売と施設運営を担ってきたが、今回オープン記念式典を行う隣接地での新規事業の実施に伴い、今年4月から(株)Wonder Wanderers(ワンダーワンダラーズ)=東京都中野区、須藤玲央奈代表取締役=に代わった。

 指定管理者はワンダー社に移行したが、なぐり特産品協議会については、加工直売所内でなぐりまんじゅうの特産品を引き続き製造している。

 隣接地約0・7ヘクタールを活用し、新規整備されたのは、野外ステージ・調理用施設・更衣室兼シャワールーム・休憩用大型テントなどがあるセントラルパーク、テントサウナ事業を行うサウナクラブなどが設けられた交流事業エリア。

 加工直売所についても一部修繕作業に着手、観光コンシェルジュの配置や北欧関連商品、アウトドアグッズの販売なども行う「カフェ&ショップカワセミ」に併せて生まれ変わった。

 セントラルパークは、芝生広場を取り囲むように木造の野外ステージや調理用 施設などが配置され、各種イベントが行える広いスペース。建物を繋ぐ通路には、来訪者が憩えるよう休憩用テント、西川材PRを兼ねたはしらベンチも置かれた。

 サウナクラブは、テントサウナを使った北欧体験を通した憩いと交流の場となる施設。大小のテントサウナのほか、更衣室を兼ねたシャワールームも整えられている。

 

 市は観光的視点を取り入れ、地域の自然とふれあい、人々が交流し、北欧の雰囲気が体感できる空間を提供し、名栗地区の森林を活用した観光、健康増進、教育、体験といった活動と人を結びつける地方創生に資する拠点施設とするため、ノーラ名栗の整備を進めてきた。

 機能充実させるため来年春までには、敷地内にグランピングテント(利用可能人数4人、10張り)、管理棟(1棟)、トイレ(洋式男女各1、多目的1)(宿泊事業エリア)を整備する計画。

 施設運営するワンダー社は、大型テントを利用した移動式ホテル「旅するアウトドアホテル The Caravan(キャラバン)」を運営するアウトドア事業専門の企業。蓄積したノウハウで、地方創生を主眼に、施設を利活用して交流人口の増加をめざす。

 施設利用などについての問い合わせは、ノーラ名栗(営業時間午前10時・営業終了午後6時、978・5522)へ。http://www.nolla-naguri.jp/