一輪車競技で全国2連覇 後藤槇壱さん(飯能高3年)

大久保市長に大会結果を報告に訪れた後藤さん

 一輪車競技の全国大会、国際大会で活躍する飯能高校3年生の後藤槙壱さんが飯能市役所を訪れ、大久保勝飯能市長に大会結果を報告した。後藤さんは今年7月22日に静岡県沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場で開催された「2018全日本一輪車総合大会」トラックレース部門で総合優勝を飾り、昨年の同大会総合優勝に続いて2連覇の快挙を達成した。また、韓国の安山で7月31日から8月10日まで開催された「第19回国際一輪車競技大会」に初出場し、100メートル準優勝、400メートル3位、片足50メートルで優勝の好成績を残し、片足50メートルでは、非公式ながらも世界記録を塗り替えた。

 全日本一輪車競技大会は、公益社団法人日本一輪車協会が主催。100メートル、400メートル、タイヤ乗り30メートル、片足50メートルなどの種目が設けられ、後藤さんは100メートル(1283)、400メートル(5716)、片足50メートル(7秒37)の各種目で優勝し、合計ポイント25点で準優勝の選手に9点差を付けて2年連続総合優勝を果たした。

 その後、韓国の安山で開かれた国際一輪車競技大会に出場し、100メートル(1259)で2位、400メートル(57秒)で3位、片足50メートル(7秒1)で優勝の好成績を収めた。

 報告を受けた大久保市長は、「国際大会で世界チャンピオンに負けたことは残念だが、これからの成長に繋がるいい経験になったと思う。一輪車だけでなく、一人の人間としてしっかりと成長してもらいたい。これからも応援していくのでさらなる活躍を期待している」と祝福した。

 後藤さんは「全日本の大会から片足走行は調子が良く特に自信があったので優勝できてよかった。他の種目も自己ベストを更新するタイムだったが世界チャンピオンはそれよりも早かった。400メートルは後半までスタミナが持たなかったので持久力をもっと鍛える必要があると感じた」と振り返った。

 後藤さんは、一輪車競技をしていた父親の後藤尚只さんの影響もあり、3歳頃から一輪車に乗り始め、現在は尚只さんが選手兼代表を務める「さいたまユニサイクルクラブ」に所属し、川越市の河川敷などを中心に練習に励んでいるという。