岡部貴聡氏、3月9日死去、45歳。通夜は3月18日午後6時、告別式は19日午前11時より、いずれも瑞穂斎場。喪主は母の郁子さん。飯能市原市場。

 モトクロスバイクのレーサーを目指していた岡部さんは18歳の時、競技中に転倒して首を骨折し肩から下が麻痺。電動車いすでの生活を余儀なくされた。

 入院中、リハビリの一環として口に筆をくわえて絵を描き始めたのをきっかけに、主にバイクレースを題材にした絵を描くようになり、電動車いすで生活できるまでに回復すると、口に棒をくわえてパソコンを操作しイラストを描くようになった。

 アクロバティックに宙を舞うモトクロスバイクや勝利の喜びに湧く選手など、岡部さんの描くカラフルで躍動感溢れるイラストは人気を集め、バイク雑誌をはじめ地元の企業・団体などのポスター等のイラストを手がけた。

 また、飯能銀座商店街のチャレンジショップ「カラーズ」に出店し、仕事場とギャラリーを兼ねて制作活動に励んだほか、市内を中心に福祉分野の講師として小中学校などで講演するなど多方面で活躍した。

 ロックを愛し、ライダースーツ姿とモヒカン刈りのヘアスタイルがトレードマーク。バスで原市場の自宅と市街地を往復し、温和な笑顔と気さくな人柄で地域住民や商店主らとの親交も厚かった。