授業の最後には児童とトラックで競走も

授業の最後には児童とトラックで競走も

 飯能市立飯能第一小学校(野村浩之校長)でこのほど、今年1月の箱根駅伝で1区を走った駿河台大学駅伝部主将の清野太成さん(法学部4年生)を招いて「走り方特別授業」が開かれ、6年生が校庭で清野さんから「楽しく、速く走るコツ」を学び、最後には6年生選抜メンバー10人がリレーで清野さんと1000メートル走対決を行った。

 同校は来年度で開校150周年。今回の特別授業は、記念事業の一環として、150周年記念事業実行委員会(森口隆吉実行委員長)が企画した。同校PTA会長の倉田純さんが清野さんと親交があり、講師を依頼した。

 清野さんは新座市出身で、飯能南高校の卒業生。中学までは柔道部で、高校から陸上を始めた。駿河台大学に入学後は、駅伝部で記録を伸ばしエースに成長。箱根駅伝初出場に貢献し、箱根路の1区を駆け抜けた。現在、新チームの主将を務め、2度目の箱根出場を目指して日々トレーニングに励んでいる。

 体育の授業を活用した特別授業には、6年生105人が参加。児童たちに拍手で迎えられた清野さんは、「足が速くなる走り方だけでなく、走る楽しさをみんなに伝えたい。一緒に走りましょう」と笑顔で挨拶。

 はじめに児童たちの走り方をチェックした後、「綺麗なフォームで走ると、速く走れるし疲れにくい」と、腕の振り方や足の蹴り方、スキップをしてからダッシュを行うなど、手本を見せながら走力アップに有効な練習方法を説明した。 

 授業の最後には、6年生最速メンバーとして選ばれた10人の児童がリレー方式で清野さんと1000メートル走で対戦。

 指導の成果があってか、6年生チームが見事に勝利を飾り、清野さんは「はじめは勝てるだろう、なんて思っていたが、みんな、めっちゃ速かった」と称えた。

 また、児童からの質問に応える場面もあり、「いつもどんなものを食べていますか」という質問には、「1日3食、肉、魚、ごはん、野菜をしっかり食べることが大事。特に朝食は絶対に食べたほうがいいと思う」。「夢は何ですか」との問いには「今まで夢だった箱根駅伝に出場することができたので、次の夢は、誰もが分かるような有名選手になりたい」と答えた。

 選抜メンバーで走った6年生の川﨑瑛斗さん、篠島果穂さんは、「みんなで力を合わせて清野選手に勝つことができて嬉しかった」と喜び、「スキップからのダッシュなどを教えてもらって、少し速くなった気がした」「清野さんの走り方がとても綺麗で格好良かった」と感想を話した。

 大学生活最後の年を迎え「もう一度、箱根を走る姿を見せたい。駿大としてシード権獲得も狙っている」という清野さん。6年生に向け「みんな、これからもっと足が速くなると思うし、もしかしたら箱根駅伝に出る子もいるかも知れない。それぞれの自分の夢に向かって頑張って下さい。応援しています」とエールを送った。