飯能市山間5地区を結ぶ105キロ 「奥武蔵ロングトレイル105K」設定 25日に記念イベント

記念イベントで講演を行うフークスさん

 飯能市の中央公園を起点に市内山間5地区(吾野・東吾野・名栗・原市場・南高麗)の山道を一つに繋げ、地域の名所旧跡を巡る全長105㎞のハイキング・トレイルランニングコース「奥武蔵ロングトレイル105K」を奥武蔵トレイルランニング協会(平沼弘代表)が新設した。

 25日には、特別セミナー・記念イベントとして、エベレスト完登者でプロアスリートのキャロル・フークスさんによる講演が市民会館小ホールで開催され、その後、コースでのトレイルランニングやウオーキング体験会が行われる。

 同協会は、「奥武蔵の自然を愛し、トレイルランニングを健全なスポーツとしてより多くの人に普及させること」「トレイル利用者のマナーの向上啓発を行い、トレイル周辺の環境整備並びに地域の活性化の増進を図ること」を目的に活動。

 市域の4分の3を占める森林を活用したこの新設コースは、山間地域の活性化、四季折々の豊かな自然や歴史など地域の魅力を活かそうと、山間5地区の各地域でまちづくり活動を行う団体などと協議を重ね、コースを設定。各地区で倒木の撤去や草刈りを行うなど整備し、50本程の道標を立てたほか、マップも作成した。

 コースは中央公園をスタートし、天覧山、多峯主山を通り子の権現、竹寺が20㎞。周助山、原市場行政センターの前を通り、四十八曲峠、大仁田山、棒ノ嶺へ。名栗湖・ノーラ名栗を経て、蕨山で50㎞。

 鳥首峠、武川岳、伊豆ヶ岳、正丸峠、ツツジ山を通ってビジターセンターを過ぎ、関八州見晴台、顔振峠、阿寺諏訪神社で90㎞、ユガテ、釜戸山、ドレミファ橋を通って龍崖山、あさひ山展望公園を通って中央公園でゴールとなる。

 スポーツや健康維持のため各自の体力や健康状況に応じて距離や場所を自由に選び、独自のコース設定が出来るのが特徴で、ウオーキングやハイキング、トレイルランニングといった多様な目的で初心者から上級者までが使用でき、宿泊場所も随所にあるため、数日間での完歩・完走も可能。山間5地区を縦横断しているため、各地域の特性や風情を楽しむことが出来るのもコースの魅力の一つとなっている。

 また、森林資源を有効活用しながら、環境・景観整備をはじめ鳥獣害対策、地域経済への波及などのメリットがあるという。

 奥武蔵トレイルランニング協会の平沼代表は「通常は2つの市町村などに跨がないと100キロのコースは設定出来ないが、飯能なら一つの市で設ける事が可能。都心から近く標高差もあり、景色が良く、四季折々の季節感も感じられるコースになっている。コースの途中で駅やバス停に繋がっているので、ハイキングやトレランなどの際には、自分のペースで場所と距離を選ぶことも出来る」と話している。

 25日のイベントは、市民会館小ホールで午前9時半開場。特別講師のフークスさんがエベレスト登頂体験談や環境問題について講演し、その後参加者は、トレイルランニングの部、ハイキング・ウォーキングの部に分かれ、105Kのコースの一部を体験する。

 参加費は、講演のみ参加の場合は1000円、講演・実技参加は2100円、中学生以下は500円。申し込み、問い合わせはフェイスブックで「奥武蔵ロングトレイル105K」で検索を。