飯能市職員が土のう作り 浸水対策など備え

完成した土のうは、倉庫に積み上げられた

 雨が多くなる時期を迎え、建物への浸水対策などで使う土のう作りの訓練が、飯能市職員により行われた。軍手をした職員たちは5立方メートル超の砂を袋に詰め、次々と土のうを作っていった。

 今年度入庁した職員を中心に約30人の職員が参加。はじめに先輩職員から土のうの作り方について説明を受けた後、2人1組になりシャベルですくった砂を袋に詰め込んだ。袋の口を紐で結んだ後は、倉庫に積み上げた。

 防災危機管理室の町田博幸室長は「大雨や水害の際に土のうを使うことで住居への浸水を防ぐのはもちろん、川の水があふれるのを防いだり、田畑などへの浸水を堰き止めたりすることも可能。いざという時に備えて、土のうの作り方や使い方を学んでほしい」と職員に呼び掛けた。

 訓練に参加した広報情報課の福島千尋さん、市民協働推進課の佐藤まいりさんは「大変だったが、災害など緊急事態の際に市民の皆さんの役に立てれば」と話した。