〝サクラ咲く〟飯能老年病センター 一足早くお花見

飯能老年病センター

 飯能市下加治の飯能老年病センター(木川好章院長)1階ロビーに、サクラのインドアガーデンが設営され、屋外よりも一足早い開花で患者の目を楽しませている。

 外出が困難な患者にも春の訪れを感じてもらおうと、10年以上前からこの取り組みを実施。「造花ではなく本物のサクラを」と生花にこだわり、毎年、ソメイヨシノの木を開花時期に合わせてロビーに設置している。

 今月上旬に設置された際には蕾が固かったが、少しずつほころび、10日ほどで満開となった。

 職員は「新型コロナの影響により院内でのイベントが縮小となる中、患者さんたちはこのサクラを見てリフレッシュしたり、『きれいだね』と朗らかな笑顔になったりしていた。お花見気分を楽しんでもらえたのでは」と話している。