双柳の細田さん コロナ収束願い 西川材でヒョウタンホルダー

 飯能市双柳の細田司郎さん(78)が、西川材のスギやヒノキを使って「ヒョウタンホルダー」を製作した。

 昨年、コロナ禍により自宅で自粛する中で「自分に何か出来ることはないか」と考え、飯能産の材木の美しい年輪を生かし、ヒョウタンを試作。その後は、ほぼ毎日2~3時間作業に取り組んでいるという。

 サイズは大(高さ8センチ)、中(同5・5センチ)、小(同3センチ)の3種類を制作し、25センチの紐が取り付けられている。飯能のPRの一助になればと、「Hanno」の文字を記載した。広小路交差点そばのKOFUKA(コフカ、飯能市八幡町)で大・中サイズを販売している(いずれも400円)。

 細田さんは、「ヒョウタン1個を製作する時間は、2時間程度。コロナの一日でも早い収束を祈願しつつ、一つひとつ作った。飯能市を訪れた皆さんに“飯能土産”としてリュックのお供にしてくれたら嬉しい」と話している。

 ヒョウタンホルダーの他にも、西川材を活用したブックホルダーも手掛けており、今後については「まだ何を作るかは未定だが、挑戦する気持ちはあります」と意欲を見せた。