ギャラリーよしたけ(原市場)被災地へ義援金

つるし雛で彩られたギャラリー内では、吉武さんが手に持つカゴバッグや一点ものの洋服などが展示販売されている

 東日本大震災の復興支援として、これまでに何度も被災地へ足を運び、義援金を直接手渡している飯能市原市場にあるギャラリーよしたけのオーナー・吉武ゆり子さん。新型コロナの影響により2019年の冬を最後に現地へ行くことができなかったが、今年6月、2年半ぶりに義援金を届ける計画を立てている。

 今月26、27、3月2日、5、6日の5日間、同ギャラリーで展示販売している商品を3割引で販売し、その売り上げの一部も義援金に充てる。

 同ギャラリーは、着物をリメイクした物や作家手作りの洋服、陶芸品、ヤマブドウのカゴバッグ、奥会津地方の民芸品ヒロロ細工のバッグなどを展示販売しているほか、豊かな自然に囲まれたテラスで旬の食材を使ったランチを味わうことが出来る。

 吉武さんはこれまでに東日本大震災の復興を願い、売り上げの一部やギャラリーに設置している義援金箱に寄せられた義援金を、福島県内の学校や福祉施設、放射能を計測する団体など支援を必要としている所へ2年に1度、直接足を運び届けてきた。

 2019年12月、福島県いわき市内の団体へ義援金を届けたが、その後は新型コロナ感染拡大の影響で被災地へ行くことができなかった。感染状況にもよるが、今年6月に2年半ぶりに義援金を届ける予定だ。

 吉武さんは「これまでは直接被災地へ行き、まちの様子を見たり話を聞いたりしてきたが、新型コロナが感染拡大してからは一度もいけていない。2年半ぶりに被災地へ行くので、まちがどのように復興しているかをこの目で見てきたい。売り上げの一部や皆さんからお預かりしている義援金をお届けする場所はまだ検討中だが、支援を必要としている所へお届けします」と話している。

 営業時間は、午前11時から午後4時まで。問い合わせは、977・0755へ。