集団接種会場でモデルナ製開始 谷ケ﨑市長が安全性アピール

モデルナ製ワクチンの接種を受ける谷ケ﨑市長

 日高市の新型コロナウイルスワクチン3回目接種が今月1日から始まり、5日には集団接種がスタートした。

 同市の3回目接種のワクチンは2月中、医療機関での個別接種会場がファイザー社製、公共施設などの集団接種会場が武田モデルナ社製(以下モデルナ製)を使用しており、予約状況を見ると、全国同様、モデルナ製が敬遠されがちな傾向にある。

 モデルナ製への抵抗感を減らし、接種を円滑に進めようと、5日には谷ケ﨑照雄市長が集団接種会場でモデルナ製ワクチンを接種し、安全性をアピールした。

 日高市に配分されるワクチンの比率はファイザー製が55%、モデルナ製が45%。2月中は、個別接種会場の11医療機関(旭ヶ丘病院、岡村記念クリニック、武蔵台病院、芳村医院、まえだクリニック、水村医院、横田医院、竹井内科、島村医院、のぞみクリニック、あさひ耳鼻咽喉科クリニック)でファイザー製。

 集団接種会場の6会場(ひだかアリーナ、保健相談センター、高萩公民館、武蔵台公民館、総合福祉センター、旭ヶ丘病院臨時接種会場)ではモデルナ製を使用している。

 接種券が手元に届いた人の予約は、個別接種会場、集団接種会場ともに、コールセンターへの電話、WEBまたはスマートフォンなどで受け付けているが、個別接種会場への予約が集中し、集団接種会場は空きがある状況にあるという。

 市は集団接種会場の空きを活用し、2回目接種完了から6か月経過しているエッセンシャルワーカー、商工会の協力を得て早期接種を希望する事業所の従業員やその家族をはじめ、早期接種を希望する市民のモデルナ製の前倒し接種を進めている。

 集団接種会場の旭ヶ丘病院臨時接種会場で3回目接種を受けた谷ケ﨑市長は、1、2回目はファイザー製、3回目はモデルナ製の交互接種となり、自ら安全性をアピール。

 経過観察後、「痛みも無く、異常も無かった」とし「集団接種は予約が取りやすい状況にある。市民の皆さんにも安心して接種を受けてもらえたら。商工会の協力を得て、事業所の方など早期に接種を希望する方の前倒しの接種も進めている」などと話した。

 日高市の個別接種、集団接種の実施日時は市ホームページを参照。問い合わせは、日高市保健相談センターワクチン接種推進担当978・7655へ。