「あしがくぼの氷柱」 幻想的な氷の世界

厳冬の観光名所として知られる「あしがくぼの氷柱」

 飯能市に隣接する横瀬町の芦ヶ久保駅近くで見頃を迎えている「あしがくぼの氷柱」を本紙がドローンなどで撮影した。

 青みがかった氷の美しさや色彩豊かな夜間のライトアップなど、氷柱が作り出す幻想的な光景が来場者の目を釘付けにしている。

 氷柱は、観光客が減少する厳冬期の誘客事業として、横瀬町観光協会と地元団体、西武鉄道などが連携し、平成26年に開始。

 約160人の地元ボランティアが上流の沢水をスプリンクラーやホースで散水し、朝方の冷え込みを利用して徐々に氷柱を形作り、その範囲は高さ約30メートル、幅約200メートルにも及ぶ。

 期間は2月23日まで。一昨年は暖冬、昨年は新型コロナウイルスの影響で休止や規模縮小となった。今年も感染拡大の中にあるが、感染対策を徹底して営業を行っている。

 「今年の氷柱は近年でも最高の出来栄え」と関係者。会場には薪ストーブを設置し、甘酒や紅茶など温かい飲み物を提供。「あたたかい服装でお越しを」と呼び掛けている。

 夜間ライトアップは土曜・日曜・祝日のみで予約制。期間中の開催時間と入場料は、日中(午前9時~午後4時)は中学生以上400円、小学生以下無料。

 ライトアップ(予約制、土曜・日曜・祝日のみ1月中は午後5時~7時、2月中は午後6時~7時)は中学生以上500円、小学生300円、未就学時無料。

 西武秩父線芦ヶ久保駅下車徒歩10分。期間中の土曜・日曜・祝日は、芦ヶ久保駅に一部の特急ラビューが臨時停車する。車の場合は道の駅果樹公園あしがくぼ第二駐車場(100台)。

 問い合わせは、横瀬町ブコーさん観光案内所0494・25・0450へ。