知徳、弁説、容色を司る女神・弁財天を祀る円照寺

知徳、弁説、容色を司る女神・弁財天を祀る円照寺

 埼玉県で最も古い七福神札所「武蔵野七福神」。七福神めぐりは、参拝することで除災招福・学業成就・商売繁盛・家内安全・無病息災などのご利益があるといわれ、正月の風習の一つとして親しまれている。

 西武池袋線の西武球場前駅から飯能駅までの寺院6・神社1により昭和6年に発足し、同13年からお参りが始まった。関係者は、「一年の幸せを願い、福をもたらす7人の神様を祀っている寺社をぜひ巡ってもらえたら」と話している。

 武蔵野七福神は、光明山円照寺(弁財天・入間市野田)=会長=、山口観音金乗院(布袋尊・所沢市山口)、光福山長泉寺(大黒天・入間市豊岡)、寂光山浄心寺(毘沙門天・飯能市矢颪)、般若山観音寺(寿老人・同市山手町)、飯能恵比寿神社(恵比寿・同市飯能)、梅松山円泉寺(福禄寿・同市平松)で構成されている。

 このうち、知徳、弁説、容色を司る女神・弁財天を祀る円照寺は、現代の一流芸術家・各界名士がかいた500点ほどの絵馬が奉納されており、「絵馬寺」として有名。武蔵七党のうちの丹党の加治氏の菩提寺でもあり、また、国指定重要文化財の「元弘の板碑」もある。

 浄心寺の毘沙門天の由来は、6世梁観和尚が関東最大の学林として有名であった駒込の吉祥寺に遊学して見事主席になり、帰山して報恩のため勧請したもの。いかめしい顔は悪魔を払い、招福と商売繁盛、開運厄除、学業成就の神として知られている。

 巻物と長い杖をもち、仙人の姿をしている観音寺・寿老人を信心すると長寿、富裕、積徳、無病息災、天命を全うするという五福がいただけるという。

 その観音寺の裏に位置する飯能恵比寿神社は、釣竿を持ち、鯛を脇に抱えている恵比寿を祀っており、除災招福・商売繁盛の守り神として信仰がある。七福神中、恵比寿だけが神社にある。

 円泉寺の福禄寿は、川越城主の用度係某が天明の飢餓をさけるために勧請したもの。長い頭と長いあごひげが特徴で、「信ずるものに、人が人生において三つの基本的願いを叶えてくれる神」とされている。

 各寺社の後朱印受付日時は、1月1日~16日の午前9時~午後4時。七福神の御朱印を集めることの出来る色紙は、カラーとモノクロがあり、各寺社で購入可能。このほか、納経帳記入、お守・土鈴など各寺社にある。

 武蔵野七福神めぐりについての問い合わせは、円照寺(弁財天)04・2932・0829へ。