自身の思い、堂々発表 第18回飯能市少年の主張大会

無観客で開かれた主張大会

 飯能市、同市教育委員会、青少年育成飯能市民会議主催の第18回「飯能市少年の主張大会」がこのほど、飯能市民会館小ホールで開催された。

 小・中・高校生の代表者が、普段の生活や身近な問題、戦争や世界平和、コロナ禍や東京オリンピックなど、さまざまなテーマで感じたことや自分の考えを発表した。

 同大会には小学生、中学生、高校生の各部門に計1048点の応募があり、一次審査を通過した小学生の部5人、中学生の部6人、高校生の部3人の計15人が二次審査の大会へ出場。

 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため会場は無観客とし、審査員、保護者、関係者のみが参加した。

 開会にあたり、青少年育成飯能市民会議名誉会長を務める新井重治市長は、「少年の主張大会は皆さんが日頃考えていること、大人たちに訴えたいことなどを作文にして発表することで、広い視野に立って物事を考える力を養うとともに、自分自身を見つめ直すきっかけにすることを目的にしている。日頃の思いを精一杯発表して頂きたい」と挨拶。

 その後、小学生、中学生、高校生の順に発表者が壇上に立ち、背筋を伸ばし、身振りを交えるなどして自身の思いを堂々と発表。内容や表現力など審査により、最優秀賞、優秀賞、優良賞の各賞を選出した。

 各部門の入賞者と発表テーマは次の通り。敬称略。

 ■小学生の部

 ▽最優秀賞=「私が見た、東京オリンピックとは」土井雪月花(美杉台小6年)

 ▽優秀賞=「コロナ感染者への差別、いじめ問題」細田莉奈(双柳小6年)、「テクノロジーで心を自由に」太田楓(美杉台小6年)

 ▽優良賞=「ある日」坂本双葉(飯能一小6年)、「大人たちにお願いしたいこと」井上惺楽(飯能一小6年)

 ■中学生の部

 ▽最優秀賞=「語り継ぐ『戦争』」岩本実莉(飯能西中2年)

 ▽優秀賞=「アンコンシャス・バイアス」高橋緒夏(南高麗中3年)、「挨拶の不思議な力」成田葵(聖望中2年)

 ▽優良賞=「人種差別について」中島彩(飯能一中1年)、「私の夢」増田千夏(南高麗中1年)、「平和について」駒沢匡亮(飯能一中2年)

■高校生の部

 ▽最優秀賞=「私という壁」古野亜美(聖望高2年)

 ▽優秀賞=「友達は必要か?」向出伸(大川学園高2年)

 ▽優良賞=「みんな違ってみんないい」吉川彩生(大川学園高2年)