二酸化炭素濃度測定器 希望事業所へ無償配布 換気状況をモニタリング

希望する市内事業者に配布される二酸化炭素濃度測定器

 日高市は、新型コロナウイルス感染拡大防止策として、事業所の換気の徹底に活用してもらおうと、室内換気状況をモニタリングできる二酸化炭素濃度測定器900台を購入し、希望する市内事業所へ無償で配布する。

 測定器のサイズは、110×98×48ミリ(高さ×幅×奥行)。二酸化炭素濃度、気温、湿度を測定・表示し、スマートフォンなどと連携して遠隔地からでも状況や過去の履歴を確認できる。

 コンセントを差せばすぐに利用可能で、バッテリー内蔵のため電源がない場所でも4~5時間利用可能という。

 二酸化炭素濃度表示については「換気が十分実施されている屋内の通常数値」350~1000ppmを「低い」として緑色、労働「現場の基準値・オフィスなどの生産性を妨げない数値」1001~1500ppmを「普通」として青色、「眠くなる人が多くなるなど体調変化が出てくる数値」1501~2000ppmを「やや高い」として黄色、「頭痛・眠気・倦怠感・注意力散漫が発生する数値」2001~5000ppmを「高い」として赤色で表示される。

 市は測定器の配布について、「空気中の二酸化炭素濃度が上がるということは、換気が不十分で感染リスクが高くなっていることから、事業所で二酸化炭素濃度をすみやかに察知し適切に換気することで、感染リスクを下げることができる」としている。

 配布は1店舗につき1台。申請は今月13日から申込順で受け付け、なくなり次第終了。市ホームページ、公民館、出張所、日高市商工会で入手できる申請書に必要事項を記入し、市産業振興課へ郵送、FAXまたは直接窓口へ。市ホームページからの電子申請も可能。市に納品され次第、申し込み順に配布を行う。

 問い合わせは、日高市産業振興課989・2111へ。