「釣れました!」。ニンマリの釣り人

「釣れました!」。ニンマリの釣り人

 今月1日にワカサギ釣りが解禁した名栗湖だが、かんばしくなかった事前の試し釣りとは真逆に、連日のように釣れ盛り、釣り人たちは、ほくほく顔だ。

 名栗湖ワカサギ釣り用にボートをレンタルしているNPO法人名栗カヌー工房は、定休日である水曜日以外の釣果を、釣り客の問い合わせに応答できるよう記録している。

 それによると、解禁日から18日までの釣り客1人あたりの最多釣果は、日を追って尻上がり。

 ▽1日28匹▽2日41匹▽3日76匹▽4日30匹▽5日44匹▽6日103匹▽7日108匹▽8日156匹▽9日126匹▽11日204匹▽12日208匹▽13日304匹▽14日225匹▽15日261匹▽16日245匹▽18日426匹という結果。

 解禁2週目に入った付近から100匹を超えはじめ、以後、解禁前の試し釣りが嘘のように好調が続き、釣り場は活況を呈している。

 今期、釣れてくるワカサギのサイズが比較的大きいのも、名栗湖へやってくる釣り人たちを喜ばせる要因。概ね最少で6センチ、最も大きいワカサギでは13センチに達する。

 入間漁業協同組合(古島照夫組合長)は先月22日、解禁に備えて名栗湖のワカサギがどの程度に成長しているかなどを調査する試し釣りを実施した。

 試し釣りには、同湖での魚釣りを所管する入間漁協から役員5人、県水産研究所から4人、県漁連と遊漁者代表各1人の腕に覚えのある合計11人が参加。小雨が降る中、午前9時から正午までの間で実施した。

 ところが、参加者の奮闘空しく釣果無しという、まさかの結果に。

 名栗湖のワカサギ釣り場は、NPO法人名栗カヌー工房が貸し出す専用ボートをレンタルした釣りをする場合は、工房直下のわんどと決められている(以外のエリアでボートを浮かべての釣りは禁止)。

 カヌーが発着する桟橋もわんど内に設置されているので、ワカサギに限っては解禁期間内なら釣りをすることが認められている。

 試し釣りでは、3人がボートから、残りが桟橋から仕掛けを投入した。

 毎年、解禁前の試し釣りは、数量に増減はあるもののそれなりに釣れており、作業の参加者が誰一人としてワカサギの姿を見ないという年は、前例がない。解禁に暗雲が垂れ込めた。

 そんな不安を払拭する現在の上がり調子に、関係者は一安心。

 不調の試し釣りだったが、試し釣り当日は、魚群探知機により中層付近にワカサギと思われる魚の集団が特定されていたこともあり、「ワカサギはいる。水位が上昇してくれば上向くと思う」と見る関係者もいた。今の豊漁は、まさに予想通りの嬉しい展開だ。

 今年5月、入間漁協は網走産のワカサギ卵1500万粒を名栗湖に放流しており、サイズの大きい2年魚に交じって5月放流の当歳魚も釣れている。

 名栗湖でのワカサギ釣り入漁料は、店売りで1日700円(釣り場で監視員から購入する現場売りの場合は1000円)。

 ボート使用料は入間漁協の組合員で1500円、一般が2500円。入漁券は名栗カヌー工房で購入できる。ワカサギ釣期は来年3月末日まで。ボート・桟橋使用とも予約制。

 問い合わせは、入間漁協(973・2389)、または名栗カヌー工房(979・1117)へ。