衆院選 期日前投票、始まる 各投票所でコロナ感染対策

宣誓書も記載された新たな投票入場券

 飯能市選挙管理委員会は、衆院選(31日投開票)の期日前投票所を本庁舎別館2階に開設した。投票は20日から受付されている。投票期間は30日までの11日間。

 期日前投票所が設けられたのは、市役所本庁舎東側の2階建て別館。階段を上がり(エレベーターあり)、2階フロアを左に折れた先の会議室1。期間中、午前8時半から午後8時まで開設されている。

 投票日当日に、次の理由などで投票できない人が期日前投票を利用できる。

 ▽投票日に仕事や冠婚葬祭の予定がある▽行楽や買い物などで自分の投票区の区域外に出かけたり、滞在中▽病気・けが・出産などにより歩行が困難▽不在者投票のできる病院や老人ホームなどに入院、入所中▽天災や悪天候により、投票所に到達することが困難な場合。

 新型コロナウイルス感染症への感染を懸念し、期日前投票を利用する場合の理由については、「天災や悪天候」に該当する。

 期日前投票所へは投票所入場券を持参する(なくても投票可。持参した方が受付時間は短い)。会場では「宣誓書」の提出が必要になるが、投票所入場券が新しくなり、投票所入場券へ新たに宣誓書の記入欄が記載された。

 これにより、事前に必要事項を記入すれば、期日前投票所での宣誓書への記入は必要ない。

 近年、期日前投票制度を利用する人は増加傾向にあり、時間帯によっては混雑することも。このため、市選管は過去の選挙における期日前投票所利用のデータをもとに、いずれの選挙においても傾向として「期日前投票は初日に近いほど比較的投票者数は少ない」「期日前投票最終日は、投票開始直後の時間帯を除き、いずれの時間帯も投票者数が多く、特に午前10時~正午の時間帯が多い」。

 一方、投票日当日については「午前9時~正午の時間帯が最も投票者数が多い」ことを挙げている。

 なお、市選管は安心して投票等ができるよう各投票所や開票所において新型コロナウイルス感染防止対策を行う。

 対策は、事務従事者のマスクの着用。受付、用紙交付係、投票管理者席、投票立会人席への飛沫防止シートの設置。投票記載台などの設置間隔拡大と記載場所の一つ飛ばし。投票所内の定期的換気。記載台や投票箱、貸出用鉛筆の適宜消毒。

 併せて、「有権者の皆様へ」として、次の感染防止対策も呼びかけている。

 ▽投票所でのマスクの着用・咳エチケットへのご協力をお願いします。

 ▽投票所出入口での手指の消毒をお願いします。

 ▽来場前後の手洗いのご協力をお願いします。

 ▽投票所内の密集を避けるため、投票所内の記載台の混雑状況により、入場制限を行う場合があります。受付時などお並びになる場合は、周りの方との間隔を空けてお待ちください。

 ▽鉛筆は、消毒済みの物をお受け取りください(使用後はお帰りの際に回収箱へお願いします)。

 ▽自ら持参した鉛筆(又はシャープペンシル)も使用できます。

 10月18日現在の有権者数は、男3万3640人、女3万3978人の合計6万7618人。開票は、31日午後9時10分から飯能第一小学校体育館。