祝詞奏上を行う宮原宮司と奉納者の原さん

祝詞奏上を行う宮原宮司と奉納者の原さん

 飯能市中藤中郷にある稲荷神社(宮原義正宮司)にこのほど、社や鳥居、キツネの像が奉納された。

 同市本町の原次男さん(88)が、幼少期を同神社の向かいにあった自宅で過ごし、馴染みの場所であったため、奉納を申し出たという。

 原さんは「この神社の周りでよく遊んでいた。恩返しが出来たような気持ち」と話している。

 社と鳥居は、名栗カヌー工房(下名栗)が半年かけて製作。市内で育った認証材のヒノキを使い、社は高さ200センチ、幅120センチ、奥行き160センチ、屋根は銅板となっている。

 遷座祭には原さんや氏子、カヌー工房の山田直行さんらが参列。宮原宮司が祝詞奏上し、参列者が玉串を捧げた。

 氏子代表の新井孝雄さん(71)は、「地域で大事にしていきたい」と原さんに感謝し、原さんは「昔よく遊んでいた思い出の場所。山田さんにも素晴らしいものを作って頂いた。大切にしてほしい」と話した。