新井市長、改めて決意示す 「着実な市政運営取り組む」

閉会日、挨拶する新井市長

 飯能市の新井重治市長は市長就任後、最初の議会となった9月定例会の閉会挨拶(28日)の中で、全議案可決という議会の審議に感謝の意を表すとともに、「『明るい未来の飯能市』を築いていくため、市民と誠実に向き合い、私の市政運営の基本姿勢『対話』を忘れることなく、着実な市政運営に取り組んでまいることをお誓い申し上げます」と、改めて決意を述べた。

 ▽新井市長の閉会挨拶

 本定例会にご提案申しあげました案件は、当初議案16件、認定11件の合計27件でございましたが、補正予算案1件、人事案件2件を追加させて頂き、合わせて30件の案件をご審議頂いたところでございます。

 私が市長就任後、最初の定例会でございましたが、議員の皆様におかれましては慎重なるご審議を頂き、そして多大なるご理解、ご協力によりいずれも原案の通り、ご承認、ご議決、ご同意を賜り、誠にありがとうございました。

 さて、当初、9月12日を期限としていた新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が9月30日まで延長され、市民の皆様には県境をまたぐ移動の自粛、不要不急の外出、特に午後8時以降の移動の自粛などの感染防止対策への引き続きのご協力をお願いしているところですが、本日、国の新型コロナウイルス感染症対策本部におきまして、9月30日の期限で緊急事態宣言を解除することが正式決定される見通しです。

 しかしながら、緊急事態宣言が解除されたとしても感染力の非常に強い変異株が猛威を振るっている今、引き続き、議員の皆様を始め、市民の皆様にはご自身のご家族、ご友人など大切な命を守る行動をお願い申し上げます。

 また、新型コロナウイルス感染症対策の切り札としして期待されているワクチン接種につきましても、(株)ヘリテイジリゾート、医師会、薬剤師会など各方面の皆様のご支援、ご協力により9月にはホテルヘリテイジ飯能を接種会場として、1日当たり約960人、1回目、2回目の各6日合計12日間で約1万1000回分と多数の方に接種を受けて頂くことができました。

 おかげさまで、本市の接種状況につきましては、9月27日時点で1回目の接種を終えた方約73%、2回目を終えた方が約62%となっています。また、10月におきましても9月同様、ホテルヘリテイジ飯能を接種会場としてご提供頂くことになっております。現在、12歳以上のすべての年齢が対象となっておりますことから、若年層への接種が進むものと大変期待しているところでもございます。

 9月8日から開始しました新型コロナウイルス感染症の自宅療養者への配食サービスにつきましては、9月27日時点で10件24人分、またパルスオキシメーターの無償貸与につきましては10件の申請があり、すべて対応しているところでございます。サービスを利用された自宅療養者からは、「濃厚接触者である同居の家族にも、本人と同じく配食サービスが受けられ、とても助かった」との声も届いております。

 本日議案として追加上程し、ご議決賜りました第4次新型コロナウイルス感染症緊急経済対策につきましても、経済活動の制限や人流の抑制などにより影響を受けている観光関連事業者、地域公共交通事業者、小規模事業者、商店街等の皆様に対しまして、事業継続及び感染拡大防止対策を踏まえた活性化事業などへの支援を中心にしっかりと取り組んでまいります。

 次に、コロナ禍におきましても活躍している中学生の明るい話題です。去る9月23日、新潟県上越市の上越文化会館で行われました「第27回西関東大会西関東吹奏楽部コンクール」中学Aの部におきまして、加治中学校が見事、金賞を獲得し、10月23日名古屋市で行われる全国大会「全日本吹奏楽コンクール」に西関東代表として出場することになりました。ぜひとも、全国大会ではホール全体に美しいハーモニーを響かせるとともに、生徒一人ひとりが楽しく、思い出に残る演奏ができますよう、そしい素晴らしい結果につながることをご祈念申し上げます。

 改めて、私の決意として「明るい未来の飯能市」を築いていくため、市民の皆様と誠実に向き合い、私の市政運営に対する基本市政である「対話」を忘れることなく、市民の皆様の幸せのため、しっかりと地に足を着けた着実な市政運営に取り組んでまいることをお誓い申し上げます。