議場で挨拶する谷ケ﨑市長

議場で挨拶する谷ケ﨑市長

 日高市議会(大澤博行議長)の9月定例会は8月27日開会し、谷ケ﨑照雄市長から令和2年度一般会計歳入歳出決算、特別会計決算の認定、令和3年度一般会計補正予算、印鑑条例の一部改正、子ども医療費支給に関する条例の一部改正など18議案が提出され、金子昭副市長より提案説明が行われた。

 議案のうち、令和3年度一般会計補正予算は、歳入歳出予算にそれぞれ7億9260万2000円を追加し、補正後の総額を208億133万9000円とするもの。

 主な歳出については、新型コロナウイルス感染症の影響により、韓国烏山市との友好都市交流推進事業の中止に伴い284万9000円、平和啓発事業の中止に伴い54万5000円をそれぞれ減額。財政調整基金管理運用事務では、令和2年度決算に基づく剰余金の一部を財政調整基金に積み立てるため7億3043万9000円を増額。

 情報化推進・ICT管理運営事務では、パソコン作業を自動化し、業務の効率化を図るため、RPA(ロボティックプロセスオートメーション)ツールの導入を行うことから委託料等158万4000円を追加。

 税務事務では、法人市民税などに多額の還付が見込まれることから、市税還付金・還付加算金を1230万7000円増額。

児童福祉費では、児童福祉施設での新型コロナ感染症拡大防止のため、公立保育施設等の衛生用品購入費用や民間保育施設等への補助金として、地域子育て支援拠点運営事業(90万円)、民間保育園等特別保育支援事業(410万円)、学童保育室維持管理事業(100万円)、公立保育所保育運営事業(150万円)、高根児童室運営事業(30万円)を追加・増額する。

 保健衛生費の一般職人件費では、新型コロナワクチン接種の推進に関する事務員の人件費1009万3000円増額。予防接種事業では、ワクチン接種に関する経費の追加・増額、減額を差し引き4200万7000円増額する。

 谷ケ﨑市長は開会に伴う挨拶で、新型コロナ感染症の急拡大や緊急事態宣言の状況を説明、「県では、若い世代を中心に新規感染者が急増しており、自宅療養者も増加している。また、中等症や重症の患者も増加しており、医療体制が逼迫しつつある状況。市における現在の累計感染者数は511人だが、今月は既に198人の新規感染者が出ており、大変深刻な状況にある。市民の皆さんにおいては、長期にわたりさまざまなお願いをしているが、非常事態であることをご理解頂き、引き続き感染防止対策の徹底を重ねてお願い申し上げる」。

 ワクチン接種の状況について、「感染防止対策の要となるワクチンだが、国は接種のスケジュールについて、本年11月までに全ての希望者への接種を終わらせる考えを示している。市では引き続き市内の医療機関での個別接種とひだかアリーナをはじめとした公共施設での集団接種を実施し、10月末までにワクチン接種を希望する方への接種を完了するよう事務を進めている。現時点でのワクチン接種の状況は、12歳以上の接種券送付済み者5万502人のうち、1回目を接種された方が3万3688人で66・7%、2回目を接種された方が2万6190人で51・9%となっており、いずれも国・県の接種率を大きく上回っている。65歳以上の高齢者の方については、接種希望者の約97%の方が2回目の接種を終了しており、順調に接種が進んでいる。今後も接種を希望する全ての皆さんが早期にかつ安全安心に接種できるよう医療機関をはじめ各関係機関と連携し接種を進めていく」と述べた。

 また、市独自の自宅療養者等への支援(9月1日より既に開始)について、「現在、新規感染者の急増により、自宅療養を余儀なくされている方が増加している。自宅療養者の命と健康を守るため、県からの支援物資が届くまでの間、食料品の配布やパルスオキシメーターの貸与、保健所への人的支援を早急に実施したいと考え、速やかに支援を行えるよう事務手続きを進めている」とした。