啓発品を手渡し注意を呼びかける署員

啓発品を手渡し注意を呼びかける署員

 飯能・日高で特殊詐欺による被害が増加傾向にあることから、飯能署は年金支給日の15日、飯能市、日高市の関係機関と協力し、ベルク飯能緑町店、ヤオコー高麗川店の2か所で特殊詐欺被害撲滅キャンペーンを実施した。

 管内の今年の特殊詐欺による被害は、オレオレ詐欺、預貯金詐欺、架空請求詐欺があり、5月末現在で11件、被害額は約3587万円となっている。

 キャンペーンには、飯能署、飯能市役所、日高市役所、飯能署管内防犯協力会、などの関係者35人が参加。

 マスクや手袋着用などの感染防止対策を図った上で、買い物客や通行人に、チラシをはじめ特殊詐欺への注意を呼び掛ける文言が記されたマスクや、食品保存用のスタンドジッパーバッグなどの啓発品を手渡し、「振り込め詐欺に注意してください」などと声をかけ、被害防止を呼び掛けた。

 管内で現在までに多い特殊詐欺の手口は、息子や孫などを装い仕事のトラブルや事件事故に巻き込まれたなどの名目で、振り込みや手渡しにより現金をだまし取る「オレオレ詐欺」。

 有料サイトの利用料金未納分の支払いを求めるメールなどを送り、コンビニエンスストアなどで電子マネーのギフト券を購入させ、電話でギフト券番号を聞き出す「架空請求詐欺」など。

 詐欺被害の防止には家族や身近な人と気軽に相談できる環境づくりが大切として、日頃のコミュニケーションづくりや、あらかじめ家族間の「合言葉」を決めておく、また、犯人と直接話をしないために在宅中も留守番電話に設定するほか、防犯機能付電話の活用などを推奨。

 飯能署生活安全課の柴田正樹課長は「“私は大丈夫”、“自分はだまされない”といった気持ちが非常に危険。在宅時から留守番電話に設定し、呼び出し音が鳴っても、すぐに電話に出ないようにするなどの対応を。大切な財産を守るため、不審な電話があった場合には、飯能署まで連絡を」と呼びかけている。