新型コロナワクチン接種始まる 総合福祉センターに72人

看護師から接種を受ける高齢者

 飯能市総合福祉センターで24日午後、新型コロナウイルスワクチンの集団接種が始まった。同日、接種を受けたのは市内の高齢者72人。使用したワクチンはファイザー社製。市によると、副反応とみられる症状を訴えた人はいなかった。

 来場者は24人の3つにグループ化された後、さらに5人の小集団ごとに移動、問診、接種を異なるブースで順に受けた。

 アレルギーの有無など午後1時から医師(2人態勢)の問診を受けた後、別室で看護師からワクチンを打ってもらった。

 接種後、別の部屋に徒歩で移動し、15~30分間、イスに座って安静を保った後、会場を後にした。会場には大久保勝市長も姿をみせ、接種の様子を見守った。

 総合福祉センターでは、今後、月曜から金曜日まで1日72人の接種作業を続ける。その上で6月5日土曜日午後に150人、6日日曜日の午前午後で計240人にワクチンを接種する予定。

 さらに、6月3日からは南高麗を最初に山間地区での巡回接種も始める。会場となるのは吾野・東吾野・名栗地区行政センター、南高麗・原市場福祉センター。

 24日は、総合福祉センターでの集団接種とともに、医療機関での個別接種もスタートした。

 初日の総合福祉センターで接種を受けた小島ハルさん(90)=矢颪=は、「痛くなかった。これで安心しました」と話した。