接種室で腕をまくる被接種者役の職員

接種室で腕をまくる被接種者役の職員

 日高市は、高齢者を対象とした新型コロナウイルスのワクチン接種に向け、集団接種を想定したシミュレーションをひだかアリーナで実施した。

 今回は市職員のみが参加し、5月に改めて医師や看護師を交えたシミュレーションの実施を予定している。 

 同市の高齢者対象の新型コロナワクチン接種については、医療機関での個別接種と市が会場を開設して行う集団接種を併用。

 65歳以上の高齢者1万8855人に新型コロナワクチン接種券を発送済で、5月6日に予約を開始し、医療機関での個別接種を5月17日から、集団接種については6月から開始する予定。

 集団接種については、文化体育館ひだかアリーナ、保健相談センター、高萩公民館の3会場を設定。

 6月から実施日を決めて接種を行うとし、6月については、6月6日、13日、27日にひだかアリーナ、16日、20日に保健相談センターでの実施が予定されている。

 シミュレーションでは、実際に集団接種会場となるひだかアリーナのサブアリーナを会場に、受付、予診票確認の受付、問診室3室、接種室5室、経過観察の場所をレイアウト。

 被接種者は受付後、基礎疾患や薬の服用の有無、過去に薬や食品などでアナフィラキシー症状を起こしたことがあるかなどを問う予診票を提出、パーテーションとカーテンで仕切られた問診室、接種室へと進み、接種を受けた後、15分~30分の経過観察を経て終了。

 ひだかアリーナでの集団接種は1日あたり240人、所要時間は1人あたり最大で70分程度を見込んでいる。

 シミュレーションでは、被接種者役の職員が、予診票を忘れてしまった、未記入の部分がある、受付でせかすような発言をするなど、想定されるパターンを演じ、担当者役の職員が対応。ストップウォッチで所要時間を計るなどして、課題を探った。

 保健相談センターワクチン接種推進担当は「当日の想定ができる良い機会になった。接種者の動線が交わらないようにレイアウトを工夫したが、今回の課題をもとに改善していきたい」。

 谷ケ﨑照雄市長も視察し「課題を洗い出すことを目的に、今回は職員のみでシミュレーションを行った。いろいろな課題が出てくると思うが、体制を整え、医師や看護師の方を交えてもう一度行う予定。接種開始当初は予約が混み合うことも予想される。余裕を持って予約して頂けたら」と述べた。

 市は、新型コロナワクチン接種の予約受付や接種会場などの一般的な問い合わせに対応するコールセンターを開設しており、コールセンターの電話番号は0570・022・178。受付時間は午前9時から午後7時まで、土・日・祝日も対応。