飯能市議選 定数19に22候補 コロナ禍の舌戦幕開け

市役所前のポスター掲示板

 任期満了に伴う飯能市議会議員選挙は18日告示され、現職 16人、元職1人、新人5人の計22人が立候補を届け出た。

 26人が出馬し激戦となった前回と比べ立候補者は4人減となり、3人が涙を呑むことに。そして今回はコロナ禍での選挙戦。各候補者は感染防止策を考慮しながら、街頭演説やインターネットを活用した選挙運動などで市政や地域の課題を挙げ、公約などを訴えている。

 投票日は25日。17日現在の有権者数は、6万7770人(男3万3713人、女3万4057人)。

 立候補の届出は市役所別館2階の会議室で18日午前8時半から行われ、市選挙管理委員会の島田和孝委員長が開始宣言を行った後、各陣営がくじを引いて届出順を決定。

 街頭演説用の標記旗や腕章、選挙事務所の標札などの選挙公営物資を受け取った。

 その後、候補者の多くは出陣式や街頭での第一声、選挙カーに乗り込んで街頭へ繰り出すなど、精力的に選挙運動を開始。

 出陣式では、マスクの着用をはじめ、ソーシャルディスタンスを保つなどの感染防止策を図りながら、有権者に市政や地域の課題、公約を訴える姿が見られた。

 市民に最も身近な選挙ながら近年の有権者の関心は低下傾向にあり、過去5回の市議選の投票率を振り返ると、同 13 年 60 ・67 %、同 17 年58・24 %、21年は 53 ・68 %、25年50・32%、29年50・30%と次第に下降。

 前回は前々回とほぼ横ばいながらも最低記録を更新している。

 投票日に投票できない人を対象とした期日前投票は19日から始まっており、24日までの間、市役所本庁舎別館2階会議室1に期日前投票所が開設されている。

 対象者は、▽投票日に仕事や冠婚葬祭の予定が入っている▽行楽や買い物などで自分の投票区の区域外に出掛けるなどの理由で、25日に投票できない人。投票できる時間は午前8時半から午後8時まで。

 投票日の25日は市内29か所の投票所で午前7時から午後8時まで投票を受け付け、開票は 午後9時 10 分から飯能第一小学校体育館で行われる。