竹寺で12年に一度の大開帳 牛頭天王の姿拝む

護摩が焚かれ牛頭天王の大開帳・開扉法要

 飯能市南の竹寺(大野亮弘住職)で13日、本尊・牛頭天王の12年に一度の大開帳・開扉法要が執り行われた。雨が降る中、多くの参拝者が訪れ、普段は閉じられている牛頭天王の姿を拝んだ。

 大野住職より本殿内の宮殿の扉が開けられ、牛頭天王の姿がお目見えし、大塔婆に結ばれた五色の綱・御手綱が牛頭天王の手に結ばれた。その後、護摩行が行われ、参拝者たちから寄せられた無病息災、疫難消除などの願いが叶うよう祈願した。

 大野住職は「牛頭天王は疫病除けの神様。本日は雨が降っているが、この雨で新型コロナなど悪い物をすっかり流してもらいたい。今年は丑年ということで、12年に一度の御開帳となった。干支で言うと一回りで、人生の一区切り。ぜひ大勢の方に登って頂けたら」と話している。

 竹寺では大開帳に合わせ、様々な特別行事を予定している。

 今月27、28日、4月3、4日は、境内の竹林とサクラやツツジをライトアップする「竹寺・竹あかり~さくら編~」を開催する。午後5時から同8時まで。拝観料500円(小学生以下無料)。本殿内で「悪疫退散護摩行」も実施する。

 この他、4月4日午前11時から「春季写経会」、同月11日午前11時から「春季特別大祭」、同月18日午後1時から3時まで「採燈大護摩供(さいとうおおごまく)~山伏先達作法・火渡り修行・札加持~」を計画している。

 動画も以下のアドレスで公開中。

https://www.youtube.com/channel/UCqQct8qUSUkZkVK_jb5Yv1A