飯能市は、市民への新型コロナウイルスワクチン接種について、審査中のワクチンが承認された場合、速やかに接種が可能となるよう体制を整えているが、医療従事者を除いて、市民では最初の接種対象となる高齢者(65歳以上)への接種券発送時期を3月中旬に予定していることが分かった。

 また、ワクチン接種方法については集団接種と個別接種を併用する案で、現在、飯能地区医師会と協議中であることも明らかになった。いずれも、2日の市議会全員協議会で報告した。

 新型コロナウイルスワクチン接種は、予防接種法の臨時接種に関係する特例を設け、厚生労働大臣の指示のもと、都道府県の協力により、市町村において実施するもの。

 飯能市については、ワクチン接種の優先順位を踏まえつつ、国が作成した「新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の実施に関する手引き」に基づき、システム改修や接種券の発行準備、ワクチン優先接種の体制を整えているという。

 2月1日現在、ワクチン接種の優先順位は、①医療従事者向け先行接種②医療従事者向け優先接種③高齢者(65歳以上)④高齢者以外の人(基礎疾患のある方等を優先)。このうち、飯能市が主体となって実施するのは③と④の区分。

 接種開始時期は、いずれも予定だが、①2月中旬以降②3月上旬以降③4月上旬以降、④の区分についてはワクチンの供給状況により、国及び県が示すスケジュールに基づき接種が進められる。

 ワクチン接種には、対象者に接種券の発行が必要とされており、市は高齢者(65歳以上)への接種券を3月中旬には発送する方針。高齢者以外への接種券については、具体的な時期は今後通知するとし、4月以降発送できるよう準備を進める方針。

 接種方法を市は集団接種と個別接種の併用する案を飯能地区医師会と協議中としており、集団接種の会場については総合福祉センターや市民会館、市民体育館などでの予防接種センター方式と、地区行政センターなどを巡回して行う地区巡回方式とする案を検討している。

 個別接種は、市内医療機関で接種する方法だが、どこの医療機関で実施するのか、具体的なクリニック等については、飯能地区医師会と調整中とした。

 市は4月以降接種を開始する予定だが、市における接種量については、1人2回接種すると、約7万9200人計算で15万8400回と試算している。

 高齢者(65歳以上)の4月以降接種に向け、市は今月中に医療機関との調整・接種会場の確保を行い、3月中旬発送に向け、接種券を発行準備・印刷作業を進める。ワクチンを保管する冷凍庫の配備は、今月中旬から3月中と予定した。

 高齢者以外(基礎疾患のある方等を優先)の接種券の発行準備なども並行して進める。