スマホを手に模擬申告を体験する荒川選手(左)、祐村選手(右)

スマホを手に模擬申告を体験する荒川選手(左)、祐村選手(右)

 16日から所得税などの確定申告が始まるのを前に、飯能市、所沢市、狭山市、入間市を管轄する所沢税務署と同署管内税務連絡協議会は、スマートフォンやパソコンで自宅から申告できる電子申告・納税システム「e-Tax(イータックス)」をPRするため、飯能市茜台に練習拠点を構える女子サッカーチーム「ちふれASエルフェン埼玉」の荒川恵理子選手(41)と祐村ひかる選手(23)を「ICT申告推進大使」に委嘱、このほど茜台のエルフェンのクラブハウスで両選手が委嘱状の交付を受け、スマホ申告の体験を行った。

 新型コロナウイルス感染拡大の中での確定申告を控え、今年度は確定申告会場への入場の際には整理券が必要となり、所沢税務署は、感染リスクを軽減するためにも、会場に出向かずスマホやパソコンでの電子申告を推進している。

 ICT申告推進大使の委嘱を受けた荒川選手は、元日本代表で国際Aマッチ72試合出場・20得点の実績を持つフォワード。また、祐村選手は2020年日本女子代表候補に選出されており、若きミッドフィルダーとして活躍している。

 会場では、所沢税務署の小高克巳署長が両選手へ委嘱状を交付した後、同署管内税務連絡協議会の荻野敏行会長が確定申告について説明、「近年は電子政府を目指す国の方針に基づいてICT申告の推進が呼びかけられている。多くの方にICT申告に取り組んで頂きたい」と述べた。

 続いて、両選手が実際にスマホを使った模擬申告を体験。給与所得年末調整済の人が医療費控除、ふるさと納税の寄付金控除を受けるとの想定のもと、手順に沿って税務署職員のサポートを受けながら画面上で手続きを進め、およそ7分で完了した。

 「スマホの操作はあまり得意ではない」という荒川選手は、「初めての私でも分かりやすく、画面の指示に従って入力していくことができた。時間が無い時でも会場に行かずに申告できるので便利」。

 一方、普段からスマホの操作に慣れているという祐村選手は「手書きと比べるとスマホの方が自動で計算してくれるので簡単で間違いがなく、いいなと思った」と感想を語った。

 スマートフォンからの確定申告は、①国税庁ホームページへアクセス②提出方法を選択(マイナンバーカード方式またはID・パスワード方式)③金額などを入力④送信⑤申告書データを保存、の手順で行われ、所沢税務署は「5つのステップで手続き完結」として利用を呼びかけている。

 所沢税務署管内税務連絡協議会は、税務行政の適正・円滑な推進に寄与し、納税意識の高揚、税知識の普及などを目的に活動。同署管内納税貯蓄組合連合会、同署管内青色申告会連合会、所沢法人会、所沢間税会、所沢小売酒販売組合、飯能商工会議所、所沢商工会議所、狭山商工会議所、入間商工会、関東信越税理士会所沢支部で構成されている。