新井団長らと、大久保市長のもとにポスターなどを持参した

新井団長らと、大久保市長のもとにポスターなどを持参した

 飯能消防団(新井安典団長)の女性消防団「は組」の一員で、駿河台大学法学部4年生の石川栄里さん(22)が、総務省消防庁が作成した消防団員募集のポスター・リーフレットに起用された。

 消防庁は3月までを「消防団員入団促進キャンペーン」期間とし、同ポスター等を活用して全国規模の広報展開を実施しており、石川さんは、「飯能消防団で多くの役立つ技術や知識を学び、地域の人々との交流など貴重な経験をさせてもらっている。消防団の良さを多くの方に知ってもらえたら」と話している。

 消防庁が作成したポスター・リーフレットは、一般向け、女性向け、学生向け、企業向けの4種類があり、石川さんは学生向けのバージョンに登場。

ポスターやリーフレットの表紙では「かっこいいぞ。まちを守る学生さん。」「SAVE MY TOWN」のキャッチコピーと共に、消防団応援サポーターを務めるタレントの稲村亜美さんと一緒に笑顔を見せており、リーフレットには、石川さんの入団のきっかけ、やりがいなどについて、稲村さんとの対談インタビューも掲載されている。

 起用にあたっては、飯能消防団が平成31年3月、長年の優秀な活動が認められ、日本消防協会から特別表彰「まとい」を受章したことや、女性消防団員を積極的にPRしていることなどから、消防庁から同団に声がかかり、石川さんに白羽の矢が立ったという。

 石川さんは茨城県出身。駿河台大学に進学し、2年の春に飯能消防団に入団した。そのきっかけについて、「もともと私の祖父が地元の茨城で消防団に所属していて、誇りを持って活動している姿を見て、ずっと興味はあった。そんな中、大学で行われた消防団についての説明会で女性消防団の存在を知り、自分にできることがあるならやってみたいと思った」と振り返る。

 女性団員は現在11人。石川さんは日頃の活動で、地域の防災訓練、小中学校での防火訓練、AEDを用いた救命講習、怪我をした時の応急処置などの指導に励み、年に一度の特別点検では服装規律や部隊訓練などに取り組む。

 地域の人とふれあう機会も多く「入団前は人と関わることが苦手だったが、優しくて気さくな団員の皆さんに支えられ、だんだんと積極的に取り組めるようになった。活動を通じて自分が覚えたことが市民の役に立つということが実感でき、自信につながった」。

 今回のポスター起用についても、「自分の経験がうまく伝えられるかという不安はあったが、消防団で役に立つ技術や知識を得たことや性格の面でも変化があったので、多くの人に消防団の良さを知ってもらえるきっかけになればと思った」と話す。

 「消防団活動を通じて飯能市が本当に好きになった」と笑顔を見せる石川さん。その姿に、新井団長は「常に明るくて前向き。防災訓練などでもいつも笑顔で市民に接している。学生として消防団に入団し、このように活躍してくれていることは本当にありがたい。これまでの経験を後輩に伝えていってもらえたら」と期待を寄せる。

 昨年末には、新井団長、女性団員の班長を務める青柳慧己さんと共に市役所へポスター・リーフレットを持参し、大久保勝市長に報告を行った。

 自身も消防団で活動した経験を持つ大久保市長は、石川さんの日頃の活躍をねぎらい、「今回のポスター起用は、飯能消防団を全国に広く知って頂けることにもつながる嬉しい出来事。これからも素晴らしい活動を続けて頂き、一人でも多くの女性団員が入って頂けるよう願っている」と述べた。

 飯能消防団は団員を募集中。問い合わせは、飯能市危機管理室消防団担当973・2723へ。