飯能リハビリ館の送迎車両に乗り込む住民

飯能リハビリ館の送迎車両に乗り込む住民

 飯能市の南高麗地区で、新たな移動サービスが始まった。

 医療法人徳明会(小室舜一理事長)が、路線バスの運行がない日中の移動手段を確保するため、同地区内で運営する老人保健施設「飯能リハビリ館」(下畑)の送迎車両を活用し、地域の人々の「おでかけ」をかなえるため、社会貢献事業として実施するもの。

 初日午前の往路には6人が乗車し、まちなかへ繰り出した。

 同地区は国際興業バスが1日5便の運行を行っているが、日中の約6時間は、路線バスの運行がない「空白時間帯」が存在する。

 そこで、市内で小室クリニック(八幡町)や飯能リハビリ館を運営する同法人徳明会が、飯能リハビリ館の送迎車両とドライバーを提供し、路線バスが運行していない時間帯に地区住民が利用できる同サービスを実施することとした。

 実施前には、徳明会と市の間で協定を調印している。

 運行ルートは国際興業バスの協力を得て、「間野黒指」バス停から地区内の各バス停を経て、市街地の小室クリニックまで。

 この日、「間野黒指」や「間野」から乗車した80~90代の女性たちは、「病院に通うのに足がなくては大変なので助かる」「このごろ顔を見てなかった人にも会えたのでよかった」「また利用したい」などと話し、病院や商店街へ向かった。

 同法人徳明会の小室舞理事は「地域の方々の楽しみが増えるよう、これからもお役に立てたら嬉しい。国際興業バスにもバス停の使用などでご協力いただき、ありがたい。高齢者の足の確保が問題になっている中、解決策のモデルケースになれば」と期待を込めた。

 対象となるのは、同地区に住んでいる人で、一人で乗降できる人。毎週金曜日に1日2往復の運行。利用料は無料で、利用者は事前登録制。

 利用についての問い合わせ、利用登録は、市役所生活安全課交通政策室973・2111へ。