新型コロナ 飯能市で計5人が感染 小学校教諭も

 県は16日、飯能市居住の20代男性(会社員)、30代女性(会社員)、50代女性(教職員)、40代女性(アルバイト)、10代男性(学生)の計5人が新型コロナウイルス感染症に感染したと発表した。

 うち50代女性は加治東小学校の教職員で、市によると、同校の他の教職員については15日にPCR検査を受け、全員が陰性だった。また、女性教職員が担当する学級の児童については16日にPCR検査を実施しており、17日朝の段階では結果は不明。16日から当面の間、学級閉鎖の措置を取っている。

 新型コロナ感染症については、全国的に感染者数の増加が顕著で、県内ではクラスターが多発しており、市中感染への警戒が必要だ。

 飯能市内37例目、県内6845例目となる20代男性は、陽性者との接触があり、7日に37・5度の発熱、倦怠感、咽頭痛の症状が見られ、13日に陽性と判明した。同居家族は1人。

 市内38例目、県内6846例目となる30代女性は、陽性者との接触があり、13日に38・4度の発熱、頭痛、関節痛の症状が見られ、同日陽性と判明した。同居家族は1人。

 市内39例目、県内6847例目となる50代女性は、加治東小学校の教職員で、13日に38度の発熱があり、14日に陽性と判明。同居家族は2人。

 市内40例目、県内6848例目となる40代女性は、11日に咽頭痛の症状が見られ、14日に陽性と判明した。同居家族は3人。

 市内41例目、県内6849例目となる10代男性は、11日に38・3度の発熱があり、14日に陽性と判明した。同居家族は3人。

 市は、3つの密(密閉・密集・密接)の回避や「人と人との距離の確保」「マスクの着用」「手洗いなどの手指衛生」などの基本的な感染症対策の継続をはじめ、感染拡大を予防する「新しい生活様式」の実践を呼びかけている。

 新型コロナ感染症に関する相談・問い合わせ先は、埼玉県新型コロナウイルス感染症県民サポートセンター0570・783・770(受付:24時間)、狭山保健所04・2954・6212(受付:月曜~金曜日午前8時半~午後5時15分)。