参入決定通知書を手にする岡島チェア(左)とちふれHD片岡社長(中)、エルフェンスポーツクラブ宮内会長

参入決定通知書を手にする岡島チェア(左)とちふれHD片岡社長(中)、エルフェンスポーツクラブ宮内会長

 飯能市茜台に練習拠点を持つ「ちふれASエルフェン埼玉」の日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)参入に伴い、WEリーグの初代チェア(代表理事)となった岡島喜久子氏がこのほど、茜台の練習拠点を訪れ、チーム関係者に参入決定通知書の授与を行うと共に、クラブハウスやグラウンドを視察した。

 エルフェンは現在、日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)2部に所属しており、岡島チェアは、ちふれを母体に企業として女子サッカーや選手たちを強くサポートしている点がプロ参入決定の決め手となったと語り、リーグ開幕後は観客動員に向け魅力ある試合を見せて欲しいなどと激励した。

 WEリーグは日本初のサッカー女子プロリーグとして来年秋に開幕。「世界一の女子サッカーを」「世界一アクティブな女性コミュニティへ」「世界一のリーグ価値を」をビジョンに掲げ、入会申請のあった17団体のうち11クラブの申請を承認した。

 埼玉県からはエルフェンのほか、浦和レッドダイヤモンズレディース、大宮アルディージャの3チームが参入する。

 茜台のちふれホールディングス飯能工場飯能研修センター敷地内にある練習拠点を訪れたのは、岡島チェアをはじめ、同リーグの岩上和道副理事長(JFA副会長)、江川純子事務局長。

 エルフェンと連携協力に関する基本協定(ホームタウン協定)を結んでいる飯能市の大久保勝市長、日高市の谷ケ﨑照雄市長、狭山市の小谷野剛市長も出席し、エルフェンスポーツクラブの宮内聡会長、田村貢社長、ちふれホールディングスの片岡方和社長、鈴木康之取締役、ちふれASエルフェン埼玉の山郷のぞみヘッドコーチなどが迎えた。

 岡島チェアは中学2年時に中学校の男子サッカー部に入部し、その後、日本初の女子クラブ・FCシナンジンに所属。日本女子サッカー連盟設立時の初代理事で、1983年には日本代表選手として広州女子国際大会に出場するなど、女子サッカーの礎を築いた人物。

 関係者を前に岡島チェアは、「今回、埼玉から3チームの参入が決まったが、いずれも高い基準をクリアして頂いた。中でも、ちふれは女子サッカーへの財政的なサポートも積極的に行っており、企業としての矜持を感じた。私たちWEリーグは、サッカーを見たことの無い女性にもサッカー場に足を運んでもらえるような仕掛けを考え、スタジアムを一杯にしたい。ぜひ皆さんと一緒に成長していきたい」と挨拶。

 また、地元を代表して出席した大久保市長、谷ケ﨑市長、小谷野市長は岡島チェアの訪問を歓迎し、「WEリーグが脚光を浴びることを期待するとともに、エルフェンの活躍を願い、市を挙げて応援していきたい」などと述べた。

 その後、岡島チェアから宮内会長へ参入決定通知書の授与が行われ、山郷ヘッドコーチの案内で、クラブハウスやグラウンドの視察が行われた。

 岡島チェアは、ちふれの化粧品などが常備されたロッカールームなどに注目し、「Jリーグのチームだと、女子はどうしても二番手扱いになってしまう。ちふれは女性だけのチームで、綺麗なロッカールームに化粧品やシャンプーが揃っているというのは、他のチームにはない魅力」と絶賛。

 また、練習グラウンドについて、「工場と隣接しており、クラブハウスがあり食事もできる。練習に打ち込める環境が整っており、選手にとってもやりやすいのでは。会社としてのサポートの素晴らしさを感じる」と述べた。

 視察後は3市長を交えての質疑や歓談も行われ、「地元のサポートの強さを感じる。プロチームが新たにできるというのは地域へのメリットもある。いかに観客、サポーターを増やしていくか。色々な仕掛けをしていきたい」と意気込みを語った。