サプライズで登場し、会場を爆笑の渦に巻き込んだ吉本芸人たち

サプライズで登場し、会場を爆笑の渦に巻き込んだ吉本芸人たち

 県立飯能南高校(内田正俊校長、生徒数454人)は、新型コロナウイルス感染予防のため中止となった文化祭の代替え行事として、吉本興業に所属する芸人4組を招き、生徒へのサプライズ企画としてお笑いライブを開催した。

 お笑いライブに出演したのは、キングオブコント2017で優勝した「かまいたち」、人気バラエティー番組に出演する「おかずクラブ」、M-1グランプリ2016で決勝に進出した「相席スタート」、平成26年度NHK新人お笑い大賞で大賞を受賞した「アイロンヘッド」の4組。生徒たちには極秘ですすめられ、人気芸人たちの突然の登場に生徒たちは驚きと喜びの表情を見せた。

 新型コロナ感染予防のため、毎年2学期の恒例行事だった文化祭を中止とした同校では、「代わりに何かできないか」と教員たちが6月から代替え案を検討。

 アンケートを取り、様々な意見が交わされる中、割田芳輝教諭が提案したサプライズ形式でのお笑いライブに決定。吉本興業側へ相談したところ、同社の快諾を受け、生徒たちへのサプライズとして、外部に情報が漏れないよう細心の注意を払いながら準備を進めてきた。

 いよいよ迎えたサプライズ当日。昼休みの時間に突然、生徒指導の教員が「臨時全校集会を行うので、昼食後に体育館へ集合するように」と一斉放送。

 「何事か」と緊張した面持ちで集まった生徒を前に、内田校長は「こうして集まってもらったのは、お説教をするためではない。文化祭がなくなってしまったみんなへ、なんとか思い出に残るプレゼントをしたいという先生方の思いから、吉本興業さんからゲストを招いている。題して“スペシャルお笑いライブin飯南”、皆さんへのプレゼントです」と趣旨を説明。

 その後、割田教諭が「ということで、皆さんリラックスして下さい」と声をかけると、生徒たちは緊張の面持ちから一転、満面の笑顔に。続いて「存分に楽しんで」との呼びかけと共に、お笑いライブがスタートした。

 はじめにステージに登場したのは「アイロンヘッド」。知名度があまり高くない雰囲気を感じたのか、「皆さん、安心して下さい。絶対この後にすごい人いるんで安心して」と自虐気味に話し、笑いを誘った。

 続く「相席スタート」は、有名人の名言かそうでないかを当てるクイズなどで場を沸かせ、続いて「おかずクラブ」が登場すると、涙を流して喜ぶ生徒の姿も。おかずクラブの2人は生徒を話題に巻き込みながら、会場を爆笑に包んだ。

 この日一番の歓声が上がったのが、「かまいたち」。「一番怖い先生は?」「一番ユニークな先生は?」などと生徒に話題を振った後、コントを披露した。

 4組によるネタ披露の後は、サイン入り色紙を生徒5人にプレゼントするじゃんけん大会も行われ、拍手喝采の中、ライブは幕を下ろした。